日経平均株価が4万円を超えた。4日10時過ぎ現在、40252円である。NYダウ平均が39087ドルなので、単位は円とドルと違っていても、これまでは常に、NYダウを超えることがなかった日経平均がついに、それを超えたことになる。日経平均は2月22日、これまでの最高値であった1989年12月29日につけた38915円を超えて、高値更新を続けている。ただ、1980年代のバブル期と今回の高値更新とは、主役が違う。バブル期の主役は個人投資家であったが、今回の主役は海外投資家である。主に、中国に投資してきた海外勢が、中国から脱出して、他国に投資先を変えていることにある。それが日本株を加熱化させ、投資が投資を生んでいる。だから、例えば日経平均の「総合乖離」(25・75・200日移動平均線の乖離率の合計)も40%を超えた。40%を超えると過去には調整局面に入った。また、3月は日本の法人も会計年度を意識して、売りも出やすい時期でもある。(くちなし亭、2024.03.04)
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