風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

猫本フェア

2006年06月19日 | 出版
脱力系マンガ『きょうの猫村さん1』が30万部を越えるベストセラーとなり、待望の続編がついに先月末に刊行されたそうだ。
これまで営業でうかがった先々の書店で、書店員さんのお手製と思われる猫村さん型の看板が飾られ、『きょうの猫村さん1・2』がドドンと平積みされているのを見てきた。今日うかがった渋谷の文教堂書店さんでも、入り口から入ってすぐ右手で『きょうの猫村さん1・2』をドーンと平で積み、その周りを囲うように猫関連本を並べて猫本フェアをやっていた。
『きょう猫』以外では、『プーねこ』(北道正幸著 講談社刊)や『チーズスイートホーム』(こなみかなた著 講談社刊)などのコミック、『hatch! はっちゃん日記』(青心社刊)や『ちょっとネコぼけ』(岩合光昭撮影 小学館刊)などの写真集、『猫びより』(日本出版社刊)や『NEKO』(ネコ・パブリッシング刊)などの雑誌類が平積みで、壁面にも面で関連本が所狭しと並べられており、猫好きにはたまらない構成となっている。マタンゴは無類の猫好きで 、書店営業中にも関わらずこのコーナーの前で、表紙を眺めているだけで10分近くよだれをたらしながら眺めていた。それだけで楽しい。

アマゾンで猫村さんについて調べたら、『きょうの猫村さん2』に「湯けむりバージョン」というのもあることを知る。 実はマタンゴ、日々全国の書店さんをまわっているのに、これにはお目にかかったことがなかった。通常の『きょうの猫村さん2』と何が違うのかというと、装丁のイラストが買い物帰りの猫村さんではなく、入浴中のイラストになっている。そして、なんとマンガ本にオリジナルの手ぬぐいと石鹸がついてくるらしい。で、お値段は¥2,310。通常の『きょうの猫村さん2』の価格にプラス¥1,110で、手ぬぐいと石鹸が付いてくるなんてお得かもしれない。ノベルティに弱いマタンゴは急に欲しくなってしまう。ところがこの「湯けむりバージョン」、アマゾンでは品切れ中の様子。ユーズドでは¥3,500と、既にプレミアがついている。そこでマガジンハウスのホームページを見てみるが、ここでも品切れの文字が。残念ながら、手に入れるのは難しそうだ。
取次を通さずに出版社と直取引を開始するとかしないかとか、業界的には大変な噂の流れているアマゾン、私もアマゾンの魔法にかかりそうだ。

画像は、本郷村の入り口である壱岐坂通りに花開く紫色のアジサイ。

きょうの猫村さん 2~湯けむりバージョン

マガジンハウス

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