風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

宙ぶらりん

2020年11月10日 | 出版
あるかたに某インタビューの申し込みをしている。その件OKとの返事は一応いただいているのだけれども、そのかたは現在、大変多忙な状況に陥っているようだ。そもそも、地球上のどこにいるのかすらもわからない。とはいえ、こちらにしても予定が立たないことには動きようもないから困ってしまう。そのかたが本業に忙殺されているところ迷惑千万だろうなあとは思いつつも、「インタビューの件、日時場所はいかがいたしましょうか」なるメールを入れておくことにした。そのうち返事があることを願っておこう。
定例で請け負っている月刊「救援」紙12月号の日程について、QC某氏から電話がある。ちょうど、その印刷をお願いしているY印刷Y氏が来社されて、雑談をしているところであった。そこでY氏に「いつまでに入稿すれば、先方の希望する納品日に間に合わせられる?」とたずねると、「12月7日にはアップしてください」とのこと。それをQCに伝え、11/24に12月号の編集会議を行うところまでは決まる。ついでに、いささか懸念していた年明け1月号について、年内になるべく進めておきたい旨QCには伝えておく。
電話を切ってからY氏に「御社、年明けはいつから始業するの?」とたずねると、「それがまだ決まっていないんですよ」げな。いつの間にやら、1月11日がなにかの休日となっている。QC側にしてみれば早めの納品を希望するのは当たり前であるものの、印刷所が休み続きではどうしようもない。そのため、小生としては1月号の進行を心配しているわけである。「もう11月なのに、まだ年明けの予定が決まってないの?」と再びY氏にたずねると、「いやあ、他のお客さんからもどうなっているんだと言われていまして、社長に早く決めてくださいよと伝えているんですけどねえ、いろいろと事情があって社長が決められないんです」。フーン、困ったものである。これもまた宙ぶらりんだ。
その宙ぶらりんのままカオスに突入すればいいのにと眺めていた米大統領選、こちらの期待を裏切り、宙ぶらりん状態はそれほど長くは続きそうにない感じだ。つまんねえの。当然ながら、米にも良識的な人物は多数おり、トランプがこれ以上ギャーギャーわめいても権力層のエリートに同調するものは少ないことだろう。それにしても、あのクソ・ブッシュがバイデンに祝電を送ったなんてニュースを見ると気が滅入ってしまう。クソ・ブッシュとその取り巻きのネオコンのおかげで、どれだけ多くの人が米軍に殺されたことだろうか。この先期待すべきは、白人非エリート系プアの暴力的な爆発くらいなのかな。
トランプが顕在化させた米内部の分断と対立は、バイデンがどんなにお上手な演説をしたところで白人非エリート系プアには届かない。分断を促進させるだけだろう。米国の地位低下を望む小生にしてみれば、喜ばしいだけである。さらには、米国内部で多くの死傷者が発生しても、小生はそれほどの悲しみも感じない。米国の繁栄の陰でどれだけの人々が抑圧され、殺され、無意味に憎しみあうことになったのかに想いをめぐらせれば当然の感情である。そもそも、米国人の友人もいない。勝手に殺しあえばいいじゃないかということだ。
小生は人道主義的な人間ではない。憎悪の感情を捨てきれない存在であることなんてわかりきっている。一方で「他人の不幸を見るのが大好き」という魘夢のような存在になどなれるわけがない。しかし、この先も米が超大国として世界に君臨することになったら、それは別の国なり社会なりの人々の犠牲のうえに成り立つわけであり(例えば沖縄の米軍基地を思い浮かべよう)、ならば米国パワーの縮減を歓迎するという意味である。こういうことを記すと、じゃあ、中国やロシアや朝鮮の脅威から日本をどのように守るのかという反論がすぐに投げられる。しかし、日本国憲法9条に「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とあるのだから、外交努力でなんとかしましょ、としか答えようがない。そもそも、第二次大戦での日本の侵略行為を近隣各国にきっちり謝罪しなかった(できなかった)ところに、現在の東アジアの緊張関係の原因がある。それができなかったのは米国の意に従ったからだ。
そのうえ99条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」とある。したがって、憲法改悪を訴えていた下痢便アヘは、国務大臣たる資格がなかったわけである。トランプなんて奴を大統領にした米国民はアホとしか思っていないけど、アヘなんてのを総理大臣にさせていた日本人のオツムもかなり弱いのだから「よもやよもや、穴があったら入りたい」である。それにしても、米国亡滅を願う立場からトランプ再選を望んでいただけに、米大統領選の宙ぶらりんが終わりかけているのはかなりつまらない。Qアノンの米民主党への宣戦布告でも米国内で広がらないものだろうか。

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