風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

アイドルは如何なる不純異性交遊を交遊しつつあるか

2008年02月18日 | 出版
2/16(土)はようやく13:00に出社するも、昼に食べたラーメンが重すぎて、しばらく動けず。囲碁サイトで、人の囲碁を見ながらボケッと過ごす。囲碁に限らず将棋もそうだと思うが、他人の対局を観戦しているだけでも面白い。プロ同士でなくても、高段者というか強い人の対局は、どうしてこんなに面白いのだろう。打っている手の意味が100%理解できているわけではないのに、次にどうするのかなとこちらも考えてしまうし、いつの間にやら黒か白のどちらかに感情移入して応援しているから、おかしなものである。
それはともかく、ようやく腹がこなれてきた14:00にお仕事を開始しようかと思う。とにかく請求書を終わらせなければならない。しかし、12月期の請求処理もそうであったが、1月期も精神的に辛すぎて、やる気がまったくわかない。売上げが悪いのはわかりきっている→計算すればどのくらい足りないかがわかる→次の資金繰りを考えなければならない→こうした事実に直面したくない……、と、これまたわかりやすいダウナースパイラルである。
この状態から脱却するには……、ひたすら辛抱するしかないだろう。しかし毎度のことながら、労働意欲はまったくわかない。机の上に置いたはずのボールペンが見当たらない。そういう些細なことが仕事から撤退させる理由となるから、人とは都合よくできている。そういうわけで、仕事を止めて帰ることにする。

翌日曜はNHK杯の囲碁を見ただけで、終日寝る。坂井秀至7段が相手の急所にズドンと一発かましてから終始リードを保ち圧勝かと思いきや、最後は半目勝ち。片岡9段がなんとか追い上げたけど、追いつかずということか。囲碁のこういうところが難しくてわからない。
ここのところ、このブログへアクセスする検索ワードに、「中島美絵子 パンチラ」というタームが増えている。実にけしからん。というか、囲碁棋士のパンチラがネットで見れると思っているのか!まことにけしからんが、小生も見たい。

そんなわけで月曜日を迎える。またくだらない日常と闘わなければならない。我々は如何なる退却を退却しつつあるか――退却戦にかんする風塵社的原理。
本日は5:30起床、8:00過ぎに出社。1月期の伝票をようやく整理し、請求書を出力する。これだけの作業に時間がかかりすぎている。精神的に、ここを乗り越えなければならない。しかし、お金はない。10:30、出荷と請求処理が終了。
R社M社長からFaxが届いている。先日スキャニングしたものに、ひとつ不備があったようだ。現在のようにパソコンでDTPを行う時代になってしまうと、モニター画面、パソコンのプリンター出力、そして印刷とそれぞれがちがった感じで出力されてしまう。文字モノ(文字だけの本)ならたいした問題はないが、画像が多いとどこかでチェックしても、それが本番とちがっていることがよくあるので困ってしまう。
その後あちこちに電話をし、本日の予定を確認しているところへ、M印刷S氏が仕事の続きを持って来社。予定を確認してから、本郷を彷徨うことにする。新しい企画について考えながらブラブラ彷徨うが、何もいいことは思い浮かばない。12:00前、社にもどって昼食のおにぎりをぱくつきながら、ネットの囲碁鑑賞。腹が満ちると眠くなる。不思議なものである。
しかし、安穏と寝ていられる状況ではなく、15:00R社東京編集室へ。P舎のMacの調子が悪いというのは、少々痛い。それはともかく、現在作っている新刊は『ジャニーズ恋愛相関図』。アイドルといえども、所詮人の子。色と欲にまみれているのは、いたしかたないだろう。
松山大学の辻泉さんはジャニーズファンについて、「自信のなさ……つまり、外見的な要素に関する自己評価が低い」と述べている(『それぞれのファン研究』小社刊)。ここから面白いオチに至る展開となるのだが、それは『ファン研究』をご参照ください。

それぞれのファン研究―I am a fan (ポップカルチュア選書「レッセーの荒野」)
玉川 博章,名藤 多香子,小林 義寛,岡井 崇之,東 園子,辻 泉
風塵社

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2 コメント

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NHK杯 (腹巻オヤジ)
2008-02-19 19:33:56
ガキのころ、対局内容はさっぱりわからなかったけれど、日曜午前の将棋の時間に解説をしていた蛸島さんというかたが美人だったので、それを楽しみに見ていた。珍しいお名前だったので、いまも覚えている。まったく名前に似合わないかただったはず。
他社の書籍は(自社も)、最近感心するようなアイデアがないね。全体に停滞気味なのかな。
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人の対局は (mikogamitenzen)
2008-02-19 15:13:00
自分が対局するより、面白いですね。
負けて恥を掻く心配がないのがいいです。

プロの読みなどは、我々アマとは次元が違うわけで、手の意味の半分も分からないのですが、「当たった当たった」とか「なぬう、こんな手に何の意味があるのだ?」とか、一手一手楽しめますね。

出版も他社の出版物は、「ああ、あんなの出して、死んじゃうよ」とか「いい発想の本だけど、タイトル、もうちょっと考えようがあったんじゃないの」とか、楽しめますね。自社のは、そんな余裕ないですが。
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