西陣織りは 平安時代から続く 京都の織物です。 染め上げた糸で機をおります。 模様は織り込みます。 この写真は 織り手の 左右の中指です。 ぎざぎざなのは 緯(よこ)糸をこの爪先で 掻いて織り込む為です。 この爪かきの手法は 奈良時代から続きます。
爪かきつづれ
6000本はある経(たて)糸に
緯(よこ)糸を巻きつけた
杼(ひ)を差し込んで
チャリン がたん
ぎざぎざ爪で
下絵どおりに
杼(ひ)を通し 掻き込んで
一日に出来るのは
せいぜい3センチ四方
お太鼓の柄ほどに
2ヶ月かかる
辛抱強く 職人が
爪を道具に織り込むのは
絹糸だけではない
西陣の誇り
千年の知恵の 温もり
経緯という言葉は ここから来ているのですね きっと。
風呼r でした
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