2003年4月の作です。
大江戸地下事情
横文字の大型テーマパークに押されて
都心の遊園地は大ピンチ
窮余の策が 温泉の併設で
掘った掘った、その深さ1600メートル
ついに掘り当て
この5月から営業するという
昭和14年に地下鉄銀座線が開通した時は
エスカレーターもなかったので
階段で降りていける程の深さだった
昭和37年から続々と
営団地下鉄が7路線
都営地下鉄が4路線
全246駅が入り込んで出来た
(2002年12月現在)
同じ駅名でも新しい路線ほど深くなり
例えば六本木駅では
昭和39年開通の日比谷線の駅より
一番新しい平成12年の大江戸線の方が
二倍以上深い
大江戸線はどの駅も深い
ホームにたどり着くまで
延々エスカレーターに乗る
それに伴った地下道も縦横高低で
一駅つながっているのはしょっちゅうだ
ああもう大江戸の地下は
骨粗鬆状態 !
古より
大遷都は400年ごとに行われている
首都の寿命が400年だとしたら
そろそろお江戸もおしまいかしら
40メートル下までしか土地の所有権はないからって 住宅の下を許可なく掘られるなんて知らなかった。
せめて 川とか道の下にしてほしい。
by 風呼
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