時は860年、やっと10才の清和天皇のお后選びにまつわる騒動です。
天皇の祖父になるということは 藤原氏にとっての宿願でした。
異母兄弟にもあたる 藤原良房と良相(よしみ)はそれぞれの姫を入内させたい。 良房は兄の子の基経を養子にしていたが その同母妹の高子も養女として入内を目論む。清和天皇より8才年上の高子は さらに17才年上の在原業平と駆け落ちの過去があった。 良相の娘多美子は(生年不詳)は 先に女御になり ほとぼりの冷めた高子も入内し 陽成帝の母となります。 所詮 兄弟同士の争いなんですけどね。 母親が違うと バックが異なるのでややこしい。
多美子入内までの警護を任されたのは検非違使の在原業平で 若き菅原道真の協力を仰ぐ。
応天門は 大内裏にあり その門をくぐれるのは 貴族だけ。
つまり権力ある貴族内の騒動に過ぎない と 言いたいのでしょう。
原作は灰原薬という方のコミックだそうです。
菅原道真に 月城かなと。クール。 在原業平に 鳳月杏。 雰囲気あり。
謎の商人照姫に 海野美月(はまり!)
二幕目は 海神たちのカルナバル というラテンショウ。
困った! ショウは 主役以外は 男役の見分けがつかない。
4月11日 観
by 風呼