後水尾天皇の子として生まれるも 生後すぐに宮本武蔵に預けられ 肥後の山奥で剣を仕込まれた松永誠一郎は 武蔵亡き後、その遺言により26才で江戸吉原へ赴かされる。
何故吉原なのか。
吉原では丁重に扱われながらも柳生の裏忍者に命を狙われ続ける。
伝奇小説というジャンルらしい。
妖術を使ったりの 傀儡子を始めとする 道々の輩の物語とも言えます。
65才で家康に登用され108才まで生きたという 天海僧正が実は 明智光秀だったとか
家康は関ヶ原の戦いで死に、その後は影武者だった とか、内容も盛りだくさんです。
面白いのですが 残虐な描写が多く 暫くは隆さんはいいかな。
by 風呼