ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
カテゴリーのピカソを クリックして下さると 嬉しいです。

” 私は、マリア・カラス ”

2019-01-15 00:27:24 | 映画

         1955年 蝶々夫人

 

死後 40年を経て発見された マリア・カラスの未完の自伝をもとに ロシア出身の若い映像作家が 3年の月日をかけて取材した インタビュー、 映像、書簡を加えて作った ドキュメンタリー映画です。

 

全編、ほぼ マリア・カラスの言葉で綴られています。

 

1923年生まれ。

23才の時、28才年上の実業家に見いだされる。 1949年に彼と結婚。

30才で40キロの減量に成功、2年後、世界的なスターに。

故国ギリシャの海運王 オナシスと出会い 恋仲になるも 彼はジャクリーン・ケネディと結婚という 手酷い裏切りにあう。

も 後にオナシスと復縁。

 

ここまでは 私にも織り込み済み。

 

意外だったのは 移民の子として ニューヨーク生まれだということ。

13歳の時、父親の事業の失敗で両親が離婚、母親と姉と共にギリシャへ帰国。

エディプスコンプレックスなのは そのせいと言われる。

疎まれていた母親に 歌の才能を見いだされ 年齢を偽って(2才足りなかった) 音楽院に入学。

誰よりも早く登校し、誰よりも遅く下校という練習熱心な生徒だったが 母親の過剰な干渉に 過食症になり 極度の肥満に。

 

減量に成功してからのカラスは 卓越した演技力でディーバ(女神)と称賛されるが オペラの公演の途中降板で 大バッシングを受ける。

喉の過剰な酷使が原因とみられる。

私生活も スキャンダラスな ロマンスに彩られた。

 

輪郭のはっきりした マリア・カラス像がくっきりと映し出されます。

 

 

オペラ公演に集まったセレブ達が 一瞬しか見えないのに強烈な印象です。

あっ、エリザベステイラー、とか グレース・ケリー とか いちいち映像を止めて確かめたいので DVDが出たら買います。

卓越した歌唱も 楽しめるしね。

 

       

 

 

 

うっとりと歌に聞き惚れ 寝息も立てずに 眠った気がする。

 

 

         by   風呼     

 

 

                ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする