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"蘭平物狂”(らんぺいものぐるい) 松緑さん  6月歌舞伎座

2014-06-24 00:58:52 | 観劇

 

ここの処 進境著しい 尾上松緑さんの舞台 ”蘭平物狂” を

見てきました。(6月22日夜の部)

 

この演目は 大立ち回りが有名です。

写真上部は 花道でのもの。      おお恐わ。

 

父を殺された蘭平が 仇を打たんと その屋敷に奴として入り込み

正体がばれて 大乱闘をするというもの。

 

        

 

松緑の長男が 三代目尾上左近の名で 初舞台、 劇中でも父子を

演じました。  堂々としたものです。 8才だそう。

 

       

          左近ちゃんの 祝い幕です。

 

なんと この演目だけで 一時間半。

 

ちょっと甲高い声と 必要以上に肩をいからせた ぶれた動きが

苦手だったのですが 2,3年前に比べ 松緑さんは声が低くなり 

どこか遠慮勝ちだった様も 堂々とされ 見応え十分で 他は見ないで

もう帰ってもいいと思うほどでした。

 

続いて 幸四郎さんの太郎冠者の ”素襖落” (すおうおとし)

 

最後は 吉右衛門さんの ”名月八幡祭” (めいげつはちまんまつり)

どこか ”籠釣瓶・・・” に似た物語は 祭りの夜 永代橋が人の重みで

落ちたのを題材にしたそうです。

 

芸者の口車に乗った 田舎もんが 謀られたのに気づき女を殺すその場面

に 雨が降り 歌舞伎座では初めて 本水が使われるのがみどころです。

新歌舞伎座は 水が使えるようになりました。

 

凄惨な殺しの物語はあんまり好きではないのですが 吉右衛門さんの熱演

に最後まで引き込まれました。

 

久々に 重厚な 歌舞伎を見た という 気分です。

 

 

 

満足満足の

           風呼   でした            

 

 

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