ピカソ・マニマニア

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”ふちなしのかがみ”   辻村深月 著

2013-03-29 23:56:26 | 

 

 

去年 ”鍵のない夢をみる” で 直木賞を受賞された

辻村深月さんの 2009年の作品です。

 

学校の階段に出る少女の霊の話 『踊り場の花子』

こっくりさんに嵌った女の子がぶらんこから落ちて死ぬ

『ブランコをこぐ足』  痴呆症の祖母の家を掃除に行って

沢山の死体をかたずける 『おとうさん、したいがあるよ』

現実と 未来が交錯する鏡 表題の 『ふちなしのかがみ』

少年のひと夏の不思議な体験の 『八月の天地異変』 の

5編の 短編小説集です。

 

ホラーと云うより ファンタジー。

『おとうさん、したいがあるよ』 と 『ふちなしのかがみ』 以外は 

小学生の話です。

 

小学生の頃 クラスには お金持ちの子がリードして集めた出来る子の

グループがあって いかにもどんくさく貧乏くさい子を差別していた。

そうだ私の小さい頃もそうだった、 と 思い出しました。

その中でひとり 美人で勉強も良くできる子がいて 率先して出来ない子

たちと遊んでいた。  子ども心に 偉いなあ~ と 見ていました。

彼女は その後 どうしたのだろう。  挫折もせず そのまますっくと大人に

なったのだろうか?    私は間もなく父の転勤で 引っ越したので分らない

のですが。     

 

小学校の時の人気者って 案外 中学では 目立たなくなり 中学の人気者は

高校ではさえなかったり するものです。

彼女は ずっとあのままだったのだろうか。 そうあって欲しいと 勝手に願っ

ています。

 

 

         風呼   でした                  

 

 

 

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