ピカソ・マニマニア

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モールス  Let the Right One In (正しき者を中に入れよ)

2011-09-03 16:11:41 | 

”モールス”  は モールス信号の モールス。

 

スウェーデンの ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト作。

去年 雪の国の映像が評判になった映画 『 ぼくのエリ 200歳の少女 』  の 原作です。

 

上下2巻、 写真は 上下巻を横に並べたもの。

浴槽のへりに 長い髪を垂らして 誰かが(エリ?) 横たわっています。

下のは 帯です。 去年の 『ぼくのエリ ~ 』 が好評だったので リメイクされたハリウッド版の映画の スチール写真が載っています。 こちらの題名は 原作通りの 『 モールス 』 。 こちらもなかなかの出来だそうです。

 

200年前に 性器を切り取られた 12才のままの ヴァンパイアの少女の姿をした少年と 12才のいじめられっ子の少年との 交流のお話です。

” Let the Right One In ”  とは ヴァンパイアが 他人の部屋に入るのに そこにいる者の許しが必要だということから 来ています。

 

読んでも読んでも ページが進まない本です。 特に上巻は。 眠くなるかとお昼寝の友にしようとしたのですが 読み進まないのに 面白くて眠れません。

何故お昼寝の友かというと 描写が気持ち悪いので 夜はちょっと。 悪夢を見そうなので。

 

飛ばして読めない訳を考えてみました。 登場人物の描写が丁寧なのです。

いきずりの電車の乗客とか はては 森のリスの心情まで。

 

作者は スティーブン・キングを尊敬しているそう。 そのスティーブン・キングが絶賛した小説です。

アメリカでの 翻訳本の題名は 『 Let the Right One In 』 

 

私は去年 原作者も制作に協力したという 『 ぼくのエリ ~ 』 の映画を見ました。 ガラス窓に映った姿が幻想的な いい映画でしたが 原作を読むと もっと生々しい表現です。 

『 モールス 』 の方は どう映像化されているか 興味があるので 映画を見に行きたいのですが うちの方では 二軒とも 夜の一回上映なので 二の足を踏んでいます。  だって 気持ち悪いんだもの。 

しょうがないので 昼間も上映しているところへ 遠出します。 そのうちに。

 

『 ぼくのエリ 200歳の少女 』 の映画について 2010年7月28日の当ブログに書きました。

詩はちょっと気に入っているので 良かったら覗いてみてください。

 

           風呼    でした       

                                            

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