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ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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雪さくら

2015-04-08 14:49:45 | エッセー詩

 

四月八日

東京は 雪模様になりました

 

今日 両陛下は 齢80の御身で

パラオに発たれました

 

1泊2日の 慰霊の旅

 

幼少期に戦争を経験した

おふたりの長年のお望みが

やっと叶ったそうです

 

パラオは一年中 

気温が27,8度

 

空も 海も 人の瞳も心も

どこまでも澄んでいて

親日家の多い共和国だそう

 

きっと 今日の東京にいるよりは

お体にも 優しいでしょう

 

それは 過酷なご公務をこなされるお二人に 

時に涙している私たちの

せめてもの慰めです

 

 

花に積もる ゆき

 

雪の冷たさと重さ

それすら慈しんで

毅然と咲く さくらの

 

何と 崇高なこと

 

 

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引き篭もり 主婦

2015-03-30 14:19:10 | エッセー詩

 

朝のごみ出しは

あたりを見回して

誰もいないのを確かめて

 

猫の額より狭い 庭を掃くときは

道路を背にして

誰か家の前を通り過ぎても

気付かないふり

 

よく鉢合わせするお向かいさんは

娘連れての出戻りなので

向こうの方が 顔があさってだし

 

二軒隣、 一軒となり

近づいてくる 呼び鈴のピンポーン

大概は訪問営業

日中は 息をひそめて留守を装う

 

けれど 宅急便のおじさんは お見通し

ぐでぐでしている二階の私に向かって 

「OOさーん、 お荷物ですよ~」

 

隣の奥さんの

「二階にいるから呼び鈴が聞こえないのよ。

叫んでみたら」 の忠告による

 

 

電話には 勿論出ない

だから おれおれ詐欺には引っかからない

 

留守電にメッセージを吹きこむ声に聞き覚えがあれば

慌てて 受話器を取りに行くが

 

親しい人は メールで足りる

 

 

夕食の買い出しは

勿論 日が暮れてから

 

デパ地下は

値引きが始まるし

 

 

南面三室 どの部屋も日当たりがいい

この家に13年前に越してきて

 

夫の定年だけが恐怖 

一日中パジャマのままで過ごしたい

そんな私の

明るい気儘な 引き篭もり生活

 

 

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熟年に視える 少年

2015-01-25 13:40:58 | エッセー詩

 

高校卒業後 

30年経ってからの同期会で

 

誰だか分からないほど

容貌が変化した人があって驚いたが

 

笑うと そのまま

少年が 垣間見える人もいて

 

 

日銀の 黒田総裁は

新聞の一面記事に載る人の中で

今 一番

笑うと少年が見える人だと 思う

 

 

     

 

ちなみに この人は

見えにくい

 

というか

少年の顔が 想像できない

 

もっと 見えない人が

政治家にはいっぱいいるのですが

 

 

 黒田東彦氏

  1944年福岡県大牟田市生まれ

  現 筑駒中・高から 東大卒

  東大在学中に 司法試験合格 !

  公務員試験に 2番で合格!

  英ケンブリッジ大学修士

 

まさに 秀才中の秀才です

筑駒って東大よりも入学が難しい 

ステージの異なる学校です

 

 

例えば ノーベル賞を受賞するような

学者さんの中に

少年を見ることは多いのですが

 

さて

女性の場合は どうなんでしょう

 

 

余談ですが

今 日経新聞朝刊に連載中の

病気腎移植について書かれている

”禁断のスカルぺル” という小説の主人公の名は

東子(はるこ) といいます

黒田総裁の 東彦(はるひこ)が ヒントなのかしら

 

 

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戻り賀状

2015-01-08 12:41:46 | エッセー詩

 

 

また 今年も

戻ってきてしまった

 

Nへの 年賀状

 

大阪の 

同じ町名で 東と西がある団地

 

そこを 数年を経て

東から 西に越し

 

いえ

西から東だったか

 

そしてまた

違う室に移った

 

はて

東だったか 西だったか

 

毎年 年賀状は

年も押し迫って

てんばっている頃書くので

うっかり

確認を忘れた

 

ぼちぼち 返事が来るころ

あらら やっぱり戻ってきた

 

正しい住所の

付箋をつけて出すのもなぁ~

 

今更

新ためて書くのもなぁ~

 

メールであやまることにしました(^_^;)

 

今年こそ

新しい住所録を作ろう!

 

 

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万両の木に

2015-01-06 15:13:51 | エッセー詩

 

新年そうそう

夜明け前から

 

庭の万両の実を

番いのひよどりが

啄みに来ます

 

入れ替わり 飛び替り

ひっきりなし

 

啼き声もすさまじく

 

縁側の戸を開けると

 

ばっさ ばさばさ と

飛び立ちます

 

羽音が

いつまでも残ります

 

あら めじろもいます

 

めじろも いつも

番いなんですね

 

 

 

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雪の花

2015-01-01 18:10:14 | エッセー詩

 

新年あけましておめでとうございます。

          本年もどうぞよろしくお願いします。

 

夏中 虫たちに大人気の 

我家のハーブ花壇

 

冬はさすがに 葉も落ちて

 

あまりに 殺風景なので

花を植えてみました

 

新年を迎えるに

赤 黄色 紫 白 と

それなりの 賑やかし

 

今日 元日の午後

東京に 雪が降り

 

その花々は

枯れ枝にとどまる 見事な純白に

埋もれてしまい

 

 

       

 

 

日当たりのいい 玄関先で

けなげにも

 一年中咲いている

エンジェルベル(魚釣り草) の上にも

 

 

 

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2人のファントム  全日本フィギュア・男子フリー

2014-12-28 12:57:25 | エッセー詩

 

昨 12月27日の

王者 羽生結弦くんと 無良崇人くんの 競演は見応えがあり

ました。

 

続けての滑走という おまけつき。

 

さらっと美しく流した 羽生君は さすがの出来。

でも ラウルタイプ?

 

無良くんの ファントムは圧巻でした。

 

滑り出しの背中から もう

ファントムそのもの

 

少し無骨で 何ものをも寄せ付けない

孤独感に溢れて

 

トレードマークの 大きな黒子を

白手袋を仮面にみたてて 隠す

 

欠点を見事に 個性に変えて

そう ジャンプの失敗すら

 

敵わない思いは

心の奥底に秘め

 

劇団四季で

市村正親さんの演じたファントムのように

切なくて

 

何度も見たいと

思わせるのです

 

 

   (昨日は白手袋着用でした)

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年賀状は・・・  [2]

2014-12-27 23:23:36 | エッセー詩

 

 

何年くらい

取っておくのが適切なのでしょう

年賀状は

 

誰だかわからなくなってしまった

人からのとか

転居前の住所のとかを

破棄しながら

手が止まるのは

 

故人となってしまった人からのもの

 

読み浸ってしまい

今年もやっぱり捨てられません

 

そんな賀状が

だんだん増えていき

 

 

心の中で

ちょきちょき ちょきちょき と

鋏は鳴りつづけているのですが

 

 

 

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年賀状は・・・

2014-12-25 00:13:23 | エッセー詩

 

 

年賀状は

なぜか毎年追い詰められて書くので

 

欠礼のないよう

目上の人から始めるのですが

 

普段字を書かないので

宛名が曲がってしまったり

全体のバランスが悪かったり

 

一番気を使う人のが

一番の不出来です

 

だから今年は

身内から書こう

 

って もう25日だし

 

最後の人のは

元旦に着くのか心配なので

 

やっぱり今年も

目上の人から いえ

5番目くらいにしよう

 

 

 

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喪中はがき

2014-12-07 13:35:26 | エッセー詩

 

 

年の瀬なので

喪中はがきが届く

 

ああ

今年(来年の) 年賀状を

欠礼したら

 

来年(再来年)は 

前年届いた 賀状を見ながら書く

私が忘れ

 

再来年は

相手が気を遣って 出さず

 

そんなこんなで

音信が途絶えるだろう

 

もう敢えて会うこともない

おぼろな記憶の友たち

 

そして だんだん

年賀状の枚数が 減っていく

 

 

      最近できた友だちは

      メールでの挨拶が多く

 

      来た、こないは

      葉書ほど気にならない

 

 

     

           by  風呼              

 

 

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最後の習い事

2014-12-03 10:52:39 | エッセー詩

 

 

習い事は

好きが一番

 

夢中になれれば

それでいい

 

若いうちは

 

 

けれど

人生 とっくにUターンを

過ぎた年になると

 

教えてくれる人にも

色々 注文をつけたり

 

結局 長続きするのは

師の人格

師との相性

 

それで何故か 今

ジャズヴォーカルのレッスンに励んでいる私

 

もうすぐ 丸4年

止めるわけにはいかないわ

 

多分

これが最後の習い事

 

 

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靴下は ・・・

2014-10-19 13:10:45 | エッセー詩

 

 

         旅する靴下

 

洗濯槽には 靴下は

ひとつ、 ふたつと 

偶数であるのを確認しながら入れます

 

干す時には

一足づつ 揃えます

 

なのに

取り込み たたむ時

片方 足りない時があり

 

 

きっと青空に誘われて

何処かを 旅したくなったのでしょう

 

 

片足 足りない靴下は

そのまま 取っておきます

 

別の日 何食わぬ顔で

取り込んだ 洗濯物の中に

戻っていたりもするのです

 

 

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ちょっと変は全部変  朝日新聞 etc.

2014-10-05 15:59:10 | エッセー詩

 

 

朝日新聞の ”エヘン!” 度が

過ぎると ずっと思っていた

 

購読を止めた

 

止めて

どの位になるだろう

 

20年は

過ぎているはず

 

なので

その間の朝日新聞を

語る資格はないのだが

 

このところの

恩恵を受けていた

人たちまでの

朝日新聞バッシングの凄さにも

なんかちょっと変だと思う

 

読者には

購読しないという

わかり易い無視 " no " という 

強力な選択肢があるし

 

ちょっと変は 全部変

 

肝に銘じて

 

 

         by   風呼             

 

 

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物に心が宿る

2014-09-20 15:52:14 | エッセー詩

 

 

”心は さまざまな脳の器官が

 繋がって生まれるのです”

 

新進気鋭の科学者が言った

 

”従って 物 = コンピュータに

 心を持たせることは 可能なのです”

 

 

10年 気を送り続けると

物に心が生まれる と 思ってきた

 

だから 気になる不要なものは

早く処分しなければと

 

何気なく拾って 玄関に

置きっぱなしだった 石とか

 

観光地土産の

仏像 だとか

 

10年以上使った 

洋服、バッグ などは

処分する時に

”ありがとう” と 言ったり

 

 

”心は

器官が機能しなくなると 消えてしまいます”

 

死んだら なくなるのだという

 

だから 何時でも

す・っ・か・り 消えてしまわないように

心に近い 言葉を求めて

 

 

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舞妓さんの うなじ(項)

2014-09-07 13:47:45 | エッセー詩

 

            

 

女性のうなじは

襟足しだい

 

自分では見えないから

気取りようもなく

 

 

大きく区別するに

ボウル底と 山型

 

島田結いには

ボウル底型の 襟足が似合い

         

丸髷には

山型の 襟足が似合う

 

ボウル底の

舞妓さんの 項には

ほうら

山型が描いてあり

 

危うい色香を

忍ばせて

 

 

 

        by  風呼             

 

 

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