Blogout

音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

An evening with C.Corea & H.Hancock in Concert

2006年06月14日 22時50分09秒 | JAZZ-Fusion
 これはハンコックと組んだピアノ・デュオ作品だ。昨夜は78年コリアは非常に多作だったと書いたけれど、こういうアルバムも出している訳だ。しかも、この共演、ハンコックが所属するCBSと、コリアのポリドールで似たような内容のアルバム(しかもどちらもアナログ2枚組)をほぼ同時期に出している訳で、当時のチック・コリア・ファンは関連作品をいくら買っても買っても追いつかない状況だったんだじゃないだろうか。ちなみにこのアルバムはCBS側から出た方になる。

 私はピアノという楽器は、様々な楽器の中で一番好きといっていいくらいだし、ピアノ・ソロ、ピアノ・トリオ、ピアノ協奏曲などなど大抵は有り難く聴けてしまうクチなのだが、ピアノ・デュオとか連弾、2台のピアノのための作品とかになると、どういう訳かあまり楽しめなくなってしまう。どうしてなんだろうといつも考えてみるのだが、よくわからないものの、なんとなく4本の手で同じ楽器の音が錯綜して聴こえてきてしまうあたりに、どうも混濁したイメージを抱いてしまうらしい。

 このアルバムも名手ふたりの共演ということで、両者の個性の違いは明らかだし、ライブらしく丁々発止とやりあったり、阿吽の呼吸で絶妙な調和を見せたりする部分などにはこと欠かない訳だけれど、やっぱり心底楽しめるとは、お世辞にもいえないのは、我ながら残念だ。オーラスの「ラ・フィエスタ」なんざ、火が出るように高潮して、ライブの感興ここに極まりって感じなんだけどなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする