芸術祭、キックオフ！

7月3日、加茂公民館体育館で、「中房総国際芸術祭いちはらアートミックス」の地元説明会が開かれました。
集まった市民は、地元町会関係や地元で活動する団体など、およそ200名位だったでしょうか。



この日に先立ち、5月29日に東京で記者発表が行われたことは、このブログでもご紹介しました。
でも、肝心の市民へのお知らせや協力の呼びかけは、実はまだこれから、というところなんですね。
この事についての市民の不満や不安は少なからず聞こえてきていて、私も議会質問で触れたところです。

この日の説明会は、地元の皆さんも心待ちにしていたと思います。佐久間市長や総合ディレクターの北川フラムさんの説明の後は、会場から貴重な声がいくつも上がりました。
例えばトイレや宿泊、広報、会場へのアクセス、ゴミ対策・・・
地元の方々の心配はさすがにどれも的を射ていたのですが、中でも、ある町会長の発言には思わずう～んと唸ってしまいました。
「我々の町会は現在５０戸。７０歳以上の独居が半数以上だ。今、初めて芸術祭のことを聞いた。協力したいのは山々だが、こんな状況ではとてもできそうにない」
これに対し北川さんは、負担をかけないような計画にすると答えてらっしゃいましたが、私は限界集落の深刻な状況に、何とも複雑な気持ちにさせられたのでした。。

ともかく、市はこの日を「キックオフ」と位置付けているので、3月21日の開幕に向け、これから準備も加速化していくことと思います。
ボランティアサポーターの募集も始まり、8月には中核施設となる湖畔美術館のリニューアルオープンも控えています。
（この日は美術館の若いスタッフも紹介されました）


お年寄りも若者も、市民皆がワクワクして元気が出る、そんなイベントにしたいものです。