南魚沼市出身の黒岩海映さん
南魚沼市出身の弁護士、黒岩海映(みはえ)さん(38)は4月1日、ふるさとの同市浦佐に弁護士事務所「南魚沼法律事務所」を開設した。
黒岩さんは黒岩宇洋元参院議員の妹。医師の父、教師、保育士だった母の影響もあって人と密にかかわる仕事、やりがい生きがいがある仕事として弁護士の道を選んだ。平成11年に弁護士登録、第二東京弁護士会に所属し障害者への虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の訴訟などを手掛けてきた。
現在3人の子育て中の黒岩さん。夫婦ともに「いつかは田舎で暮らしたい。子育てをしたい」との希望もあり、ご主人が昨年、司法試験に合格したのを機に「地方にも弁護士は必要」との思いから弁護士のいない魚沼地域での開業を決意した。
当初は同市六日町での開業も考えたが、ご主人の勧めや子育てのことも考えて、ふるさと浦佐での開業となった。事務所を開設したのは浦佐駅に程近いマンションの1階。バリアフリーにこだわり、車椅子でも入れる物件を選んだ。
「気負いはないですが、地域には他に弁護士がいないのでどんな事件でもやりたい」と黒岩さん。中越地区で唯一の女性弁護士であり、DVやセクハラなどの裁判では女性弁護士のニーズが高いが、県内では女性弁護士は12人と少ないため、その点でも貴重な存在となる。
「弁護士事務所は敷居が高いイメージがある上、これまでは長岡市まで行かなければならず遠かった。身近にいる弁護士にトラブルがこじれる前に相談して欲しい」と話していた。事務所の電話は025-777-4144。
この場合、貸し人は既に死亡していますが、相続したものに新たに借用書を書き換えることができるのでしょうか?また、回収はできるのでしょうか?