記者日記

　昨年末にもらっていた「うおぬま四季物語・冬」の２０１０年のパンフレットを、新年を迎えて改めて眺めてみる。パンフレットを開くと、魚沼市の冬のイベントがずらりと紹介されている。数えてみるとその数は14にのぼる。暖冬少雪の予想であった今冬も年末からまとまった雪が降ることが多くなってきており、雪の量は楽観視できない状況となっている。そんな長く厳しい冬にあっても実に様々なイベントが毎年各地で行なわれており、雪国の人たちの強さが感じられる。▼パンフレットでそのイベントのトップに記載されているのが「結」８万８千の雪灯りのスターティングイベントだ。中越地震の後、復興を願ってスタートしたこの取り組みも今年で６年目となる。魚沼市民４万４千人が１本は復興を願う皆のために、もう１本は自分のためにと８万８千の灯りを灯そうと呼びかけてきた。年を重ねるごとにその輪は広がってきているようだ。１月15日の今年のスターティング・イベントは魚沼市民の歌「魚沼元気」を歌っている「チェリッシュ」を招いて開催される。そしてこの日点火された結ローソクは週末に開催される灯りイベントでリレーされ各地を回る。▼今年のキャンドルリレーイベントは１月30日の「吹雪の神湯昔かたりの夜」、２月11日の奇祭「雪中花水祝」、13日の小出雪まつりスキーカーニバル、翌日14日の小出国際雪合戦大会、27、28日の「須原スノーカーニバル」、３月１日の「守門神社宮原押合祭」、６日の「薬師スキーカーニバル」、３月７日の湯の里雪まつり「百八灯」、13日の東方稲荷春季例祭「大百八灯」、そしてラストを飾るのが13日の「雪明り雪中行群」となっている。また、雪明りイベントとしては２月20日には絵本の家雪祭り、２月28日には今泉雪灯りまつりも開催される▼筆者の場合は当然、仕事をかねてという事になるが、今年もまた寒さに負けないで美しい雪灯りをいっぱい見て楽しもうと思っている。