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小出病院は公設民営で

2008-09-20 | ニュース

星野市長が基本的考え示す

353_5373 魚沼市の星野芳昭市長は9月17日、記者会見を開き魚沼基幹病院(仮称)設置後の小出病院の基本的な考え方を明らかにした。基幹病院設置後の県立小出病院については、県が運営から撤退することを示していることから、その後の小出病院(後継施設)の運営母体や規模などが検討されてきたが、この日の会見で星野市長は運営母体については公設民営、病床数は一般病床100程度等の考えを明らかにした。

 再編後の小出病院の基本的な考え方は、この日開かれた市長の私的諮問機関「地域医療を考える有識者会議」での検討を経て公表されたもの。

 運営母体については「新潟県から県立小出病院の財産を移譲後、新たに魚沼市の責任において公設民営方式(指定管理者制度の導入)による医療提供体制を整備する」とし、これらの整備にあたっては新潟県に対し、県立病院の後継となる医療施設の新設に要する財政支援のほか、当分の間、運営経費の一部について財政支援が講じられるよう要望することとしている。

 後継施設の規模等については、病床数は一般病床100程度。診療機能は、一般初期医療、へき地医療、在宅訪問診療機能、休日一次救急医療などで、診療科目は、内科(透析を含む)、整形外科、産婦人科、小児科、精神科を中心とし医師の確保に努めることしている。

 医師確保対策については「後継施設の医師確保を円滑に行なうため、新潟県との間で、持続可能な医師派遣の仕組みづくりを進める」とし、後継施設の整備計画については「今後、地元医師会をはじめ、関係機関と調整を図りその方向を明らかにします。また、魚沼市の地域医療を考える市民会議における議論の経過をはじめ、市民の積極かつ建設的な意見を尊重する」と述べた。

 基幹病院設置後の県立小出病院の後継病院については、これまでに運営母体など基本的なことについて市の考えがなかなか示されず、不安を抱く市民も多かったが、今回市からその骨格についての考えが示されたことにより、後継病院整備に向けての取り組みが一歩前進することになった。


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