県内外から123点の応募
最優秀賞は愛知県の小寺さん
県魚沼地域振興局健康福支部が募集していた魚沼地域「命をまもる」キャッチコピーの表彰式と自殺予防講演会が9月18日、小出ボランティアセンターで行なわれた。
同部管内(小千谷市、魚沼市、川口町)は平成19年に県内自殺率ワースト1になるなど自殺率が高い地域であることから、自殺予防への意識啓発を図るため管内独自の自殺予防キャッチコピーを募集し、選定されたコピーを管内での自殺予防対策事業で広く活用することになった。
キャッチコピーは管内を中心に県内外から123点の応募があり、審査の結果、愛知県名古屋市の小寺光雄さん(63)の作品「話しませんか あなたの悩み 心の声を」が最優秀賞に選ばれたほか、魚沼市小出島の井口吉明さん(49)の「手をつなごう こころ開いて 命をつなごう」が優秀賞、魚沼市茂沢の小林寛正さん(62)の「もうだめと おもいなやまず そうだんを」が佳作となった。
表彰式では、魚沼地域振興局の櫻井優局長が「魚沼は高齢者の自殺が多く対策に取り組んできたが、中越地震以降は働き盛りの自殺が増えている。自殺を身近な問題と捉えてもらい、様々な機会でキャッチコピーを使い自殺予防に取り組みたい」とあいさつし、井口さんと小林さんに賞状と記念品を手渡した。
また席上、遠方のため表彰式に出席できなかった小寺さんのコメントも紹介された。
最優秀賞に選ばれた小寺さんの作品は早速、自殺予防のリーフレットや、自動車に付けるマグネットステッカーに利用されたほか、今後自殺予防の啓蒙啓発活動に活用される。
なお、表彰式に続いては自殺予防講演会が開かれ、医療法人恵松会河渡病院診療部次長の松井征二医師が「知って安心!アルコールとうまくつきあう方法」と題して講演。アルコールとのうまい付き合い方として《1》アルコール以外の楽しみを持つ《2》孤独にならない《3》やけ酒、寝酒はしない《4》強いお酒は控えめに《5》ゆっくりと飲む《6》早めに切り上げ、きちんと食事を取ることなどを挙げるとともに、「アルコールを薬物として使用しないためには社会性を失わないことが重要。アルコールしか楽しみがない人はアルコールを止めてください。人は孤独になってはいけない。つながりを持つことが人の喜び。人とつながることでストレスを切りぬけることができる」と語った。
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