来年８月の開園を目指して
守門保育園と守門幼稚園の２施設を一本化して新たに建設される「すもんこども園」の建設工事安全祈願祭が５月12日、現地で行われた。
「すもんこども園」は、老朽施設の解消、施設統合による運営の効率化、未満児保育ニーズへの対応、旧町村間の格差是正を目的に新たに整備される認定こども園。既存施設に隣接する守門開発センター跡地に建設される。
施設は鉄筋コンクリート造２階建て、延床面積約１１１５平方メートル。建設にあたっては地元関係者を構成員とした「建設検討委員会」で検討を重ねながら基本設計が進められた。
施設の特徴としては、１階に多目的スペースを設けることで、地域交流を含めて施設利用に柔軟性が持たされており、地域の自然環境を考慮し豪雪に備えた４メートルの耐雪構造としている。
また、北東面と南西面の外壁と２階バルコニーを木質化するとともに、内装材の一部に「魚沼杉」を使用し、木の温かみが感じられる施設としている。
事業費は約５億３０００万円で平成28年６月の完成、８月からの新園舎での保育開始を目指している。
安全祈願祭には市関係者、来賓、工事関係者ら35人が出席、神事を行って工事の安全を祈った。
式の後、大平悦子市長は「ここは守門開発センターがあった場所。守門地域の皆さんが開発センターで思い出に残る結婚式を行ったり、人生の様々なことがこのセンターで行われたわけです。その建物の後に『すもんこども園』を建設するにあたり、地元の皆さんにご協力いただいたことに改めて感謝申し上げたい」とあいさつした。
