魚沼市総合防災訓練2015

洪水、土砂災害に備えて



平成27年度「魚沼市総合防災訓練」が７月５日、小出北部ふれあい広場を主会場に市内全域で実施された。
　中越地震の教訓を活かすべく実施されているこの防災訓練。今回のメイン会場となった小出北部ふれあい広場では住民や消防ら約４５０人が参加し各種訓練が実施されたのをはじめ、市内全域では約９８００人が参加して避難訓練などが実施された。
　今年の総合防災訓練は、洪水と土砂災害への対応訓練を主体とし、平成23年の新潟福島豪雨をモデルに、梅雨前線の活発化により短時間で記録的な豪雨が降り、水害及び土砂災害への対応が必要になったとの想定で実施された。
　訓練では、市内の各自主防災組織で、一時避難場所への避難と二次避難所への避難訓練、住民の安否確認・情報収集・伝達訓練、避難行動要支援者の避難支援と誘導訓練などが行われた。
　また、メイン会場の北部ふれあい広場では、北部コミュニティ協議会により避難訓練をはじめ、水害に備えての土のう積みや給水式簡易土のうの作成、ロープ結びの訓練、避難所運営での炊き出し訓練、ＡＥＤの使用など救急救命訓練、消火器を使った初期消火訓練、ポンプ操法などが実施され参加した住民が真剣に取り組んでいた。
　また、会場では降雨体験車による大雨の体験やエアーテント、Ｅボートの展示も行われた。