昨日は寒い一日でした。雨が降ったと思ったら日が射し、暖かくなったと思ったら冷たい風が吹いたり、と春先らしい変わりやすいお天気でしたが、GGIは雑用をかねて街を彷徨いたしました
街を歩いても棒にもコロナちゃんにもあたりませんでしたが、自衛官ポスターのウォッチャーであるGGI、かみさまのお導きにより自衛官募集のポスターに久しぶりに遭遇してしまいました。最新版のポスターです。
今日の写真はこのポスターを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。
キャッチコピーは「国家を守る、公務員」
この最新版のポスター、いままでのものより上等と申しますかカネがかかっていると申しますか、表面になにか艶が出るコーティングのようなものを施してあるのでせうか、ピカピカ光って防水性にも優れているようです。
このポスター、ご覧のように9人の若き自衛官が凛々しく登場しています。男性が5人、女性が4人・・・
若き自衛官諸氏を眺めていまして、GGI、ある発見をしてしまい、少なからず感心してしまいました。女性の占める比率が大きいのです。女性が44%を占めているのです。もう、ほとんど男女平等ではありませんか!
最近、日本における女性の社会進出、世界的にみて格段に後れをとっているとされていますが、44%が女性だという自衛隊は、そうではないんだあ・・・と感心してしまったのです。
「世界経済フォーラム」なる団体が発表した2020年の男女平等ランキング(2019年の実績)によれば日本は世界の153カ国ちゅう121位だそうであります。でも、この若き自衛官のポスターでは9人のうちの4人が女性ですから、自衛隊に関しては、このランキングはまったく当てはまりませぬ。GGI、本音はともかく?・・・公式には男女平等は当然のあるべき姿と考えておりますから、自衛隊はまことにリッパな開けた組織であると見なおしたのです。
感心していましたら場外から声
えっ、何ですか?
GGIは相変わらずアホやなあ、あのなあ、男女平等はなあ、それはこのポスターの中だけの話や、ちかごろは確かに女性の自衛隊員、以前よりは増えていて、女性の艦長さんが誕生したりしているけれど、ほんとうは男が圧倒的多数、自衛隊あるいは防衛省は男社会の典型やぞ!このポスター、自衛隊のイメージアップを図るために女性の数を水増しているだけや!
そうなのかあ・・・ちっとも気がつかんかった、君カシコイなあ・・・そやなあ、それならこれは誇大広告、虚偽の表示、サギということになるなあ。それはそれとして、男女平等だからといって、ガサツな男みたいなアホな猛々しい女の自衛官が幅を利かすようになったら世も末だから、女性の軍人が増えるのは一概にエエことやとは言えんなあ・・・
また、このポスターを眺めていて、気になることもありました。キャッチコピーの内容です。なかなかシンプルなメッセージです。海千山千の電通さんあたりのコピーライターさんが考えたのではないでせうか・・・
《国家を守る、公務員》
防衛省広報課での、電通の優秀なるコピーライター氏の声が聞こえてきそうです
あのですねえ、ポスターというモノ、人々は街頭でちらっと目にするだけだから第一印象がだいじ、強く印象付けるにはメージが命!事実や真実なんかよりイメージ!これからは女性の時代というイメージでいきませう、アベ君は「一億総活躍」とか言ってますから、そのためにはできれば同数の美男と美女の自衛官を登場させませう。それに自衛官の募集ですから、何かキリッとした簡潔でカッコいいキャッチコピーが必要、「国を守る」では平凡、パンチに欠けます。自衛官は実際には軍人、軍人がまず忠誠を誓わなければならない相手は「国」というよりは「国家」、だから「国家を守る、自衛官」、でどうでせう?え?これではやや勇ましすぎて、反感を抱く市民がるかもしれないとおっしゃるのですか、では「国家を守る、公務員」ではどうでしょう。自衛官はれっきとした国家公務員でありますから、これなら文句なんかでないでしょう。では「国家を守る、公務員」で決まり!このコピー、簡潔で何やら凛としてカッコいいではないですか!
そこでポスターに登場している若き男女自衛官諸氏に聞いてみました
確かに君たちはそうかもしれないけれど、では他の公務員さんたちは国を守らないというのでせうか?。マジメな公務員さんはみんな国民が安心して暮らせるように、つまり国民の生活を守るために日々働いているのですよ。国民の生活を守ることは「国を守る」ことに他らないのですよ。ポスターに登場している若き男女自衛官諸氏よ、君たち、どう思いますか?国を守ることは何も君たちの専売特許ではありませんよ。たしかに自衛官は、君たちは法的には公務員だろうけれど、常識的な言い方をすれば「国家を守る、軍人」、それが露骨すぎるなら、せめて「国家を守る、自衛官」と記すのが正しい表現じゃないかなあ、自衛隊の英語の略号はJSDF、このFはforces、つまり「軍」を意味であることは知ってるやろう、それをわざわざ「軍人」でもなく「自衛官」でもなく「公務員」と称しているのは何か憲法なんかとの関係かあるからなの?
そういうムズカシイことは広報に聞いてください・・・
このコピーでもう一つ気になることは「国」でなかく「国家」と表現されていることです。なぜ「国」ではなく「国家」という言葉が選ばれているのせう?「国家」と「国」はで別物です。「国家」とはわかりやすくいえば国を統治する機構あるいは統治するための政治組織のことであり、「国」は国境線で区切られた領土とそこに暮らす民すなわち国民を意味する言葉です。英語で言えばstateが国家、nationが国です。そうでありますから、このポスターのキャッチコピー、「国」ではなく「国家」と記されていることから察しますと、いざとなったら自衛官諸氏がまず守ろうとするのは日本の統治機構であり、かならずしも「国」すなわち国民を守るとは限らないということになりまね。もしそうであるとするならば、そのような国民を置き去りにしかねない「公務員」はいなくても結構などと言いたくなります。ポスターの男女自衛官諸氏よ、どう思いますか?いざという場合に、「国家」を守ろうとしても、「国」すなわち国民を守ろうとはしない、そのような「公務員」の集団は、国民にとっては意味がないと思うのですが、みなさんどうお考えですか?
そのようなムズカシイことは広報に聞いてください・・・
若き自衛官諸氏よ、オッサンはデタラメを言っているのではないのや。というのは、かつて、わが日本軍は「国家」を守るために、すなわち日本の統治機構の中枢である「国体」すなわちテンノーを守るために、沖縄で多数の民が殺され、日本全土が米軍の空爆にさらされ数多くの日本国民が逃げ惑い、命を落とし、広島と長崎に原爆が投下されるまで戦いを止めんかったのや。つまりかつての日本の軍隊は国民を犠牲にしてまで「国家」を守ろうとしたのや。だから、オッサンは、歴史は繰り返すなどと言うけれど、そのようなことが繰り返されないことを願って言っているのや。若き男女自衛官諸氏よ、どうか「国家を守る、公務員」である以前に、「国を守る、国民を守る、公務員」であることを志してください
ボクたち、そんな歴史のことを言われてもなあ・・・あの~、広報に・・・
こら、アホか!これは広報なんかに任せる話やない、自分のオツムでしっかり考えろ!
もうひとつ、このポスターを眺めていて気になったことがあります
そういえば、コロナちゃん騒動が続いているけれど、自衛官の方がコロナちゃんに国内で感染したという話は聞かないなあ、ということが気になったのです(先日フランスに出張して帰国した統合幕僚部の幹部自衛官が感染していたというニュースはありましたが)。普通の自衛官諸氏は兵舎あるいは隊舎での集団生活が基本でしょう。一日24時間いっしょに暮しているのです。これは一番集団感染に適した環境でなくて何でありませうか。それなのに、これまで感染者がひとりもいないなんて・・・なんだか不自然だなあ・・・高度に機密を保持することが必要な組織の内部のことであるから機密情報は隠しておこう、なんていうことになっていなければいいのですが・・・コロナちゃん、君は何か知らない?
ボクたちは何も知りません、ただ、ボクたちはえり好みせずにどこにでもお伺いすることを方針としているとしか申し上げられません、あとは広報にでも・・・
君たちまで広報云々なんていうのか、見損ねたなあ
今日も結局はコロナ話になってしまいました。お許しくださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
街を歩いても棒にもコロナちゃんにもあたりませんでしたが、自衛官ポスターのウォッチャーであるGGI、かみさまのお導きにより自衛官募集のポスターに久しぶりに遭遇してしまいました。最新版のポスターです。
今日の写真はこのポスターを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。
キャッチコピーは「国家を守る、公務員」
この最新版のポスター、いままでのものより上等と申しますかカネがかかっていると申しますか、表面になにか艶が出るコーティングのようなものを施してあるのでせうか、ピカピカ光って防水性にも優れているようです。
このポスター、ご覧のように9人の若き自衛官が凛々しく登場しています。男性が5人、女性が4人・・・
若き自衛官諸氏を眺めていまして、GGI、ある発見をしてしまい、少なからず感心してしまいました。女性の占める比率が大きいのです。女性が44%を占めているのです。もう、ほとんど男女平等ではありませんか!
最近、日本における女性の社会進出、世界的にみて格段に後れをとっているとされていますが、44%が女性だという自衛隊は、そうではないんだあ・・・と感心してしまったのです。
「世界経済フォーラム」なる団体が発表した2020年の男女平等ランキング(2019年の実績)によれば日本は世界の153カ国ちゅう121位だそうであります。でも、この若き自衛官のポスターでは9人のうちの4人が女性ですから、自衛隊に関しては、このランキングはまったく当てはまりませぬ。GGI、本音はともかく?・・・公式には男女平等は当然のあるべき姿と考えておりますから、自衛隊はまことにリッパな開けた組織であると見なおしたのです。
感心していましたら場外から声
えっ、何ですか?
GGIは相変わらずアホやなあ、あのなあ、男女平等はなあ、それはこのポスターの中だけの話や、ちかごろは確かに女性の自衛隊員、以前よりは増えていて、女性の艦長さんが誕生したりしているけれど、ほんとうは男が圧倒的多数、自衛隊あるいは防衛省は男社会の典型やぞ!このポスター、自衛隊のイメージアップを図るために女性の数を水増しているだけや!
そうなのかあ・・・ちっとも気がつかんかった、君カシコイなあ・・・そやなあ、それならこれは誇大広告、虚偽の表示、サギということになるなあ。それはそれとして、男女平等だからといって、ガサツな男みたいなアホな猛々しい女の自衛官が幅を利かすようになったら世も末だから、女性の軍人が増えるのは一概にエエことやとは言えんなあ・・・
また、このポスターを眺めていて、気になることもありました。キャッチコピーの内容です。なかなかシンプルなメッセージです。海千山千の電通さんあたりのコピーライターさんが考えたのではないでせうか・・・
《国家を守る、公務員》
防衛省広報課での、電通の優秀なるコピーライター氏の声が聞こえてきそうです
あのですねえ、ポスターというモノ、人々は街頭でちらっと目にするだけだから第一印象がだいじ、強く印象付けるにはメージが命!事実や真実なんかよりイメージ!これからは女性の時代というイメージでいきませう、アベ君は「一億総活躍」とか言ってますから、そのためにはできれば同数の美男と美女の自衛官を登場させませう。それに自衛官の募集ですから、何かキリッとした簡潔でカッコいいキャッチコピーが必要、「国を守る」では平凡、パンチに欠けます。自衛官は実際には軍人、軍人がまず忠誠を誓わなければならない相手は「国」というよりは「国家」、だから「国家を守る、自衛官」、でどうでせう?え?これではやや勇ましすぎて、反感を抱く市民がるかもしれないとおっしゃるのですか、では「国家を守る、公務員」ではどうでしょう。自衛官はれっきとした国家公務員でありますから、これなら文句なんかでないでしょう。では「国家を守る、公務員」で決まり!このコピー、簡潔で何やら凛としてカッコいいではないですか!
そこでポスターに登場している若き男女自衛官諸氏に聞いてみました
確かに君たちはそうかもしれないけれど、では他の公務員さんたちは国を守らないというのでせうか?。マジメな公務員さんはみんな国民が安心して暮らせるように、つまり国民の生活を守るために日々働いているのですよ。国民の生活を守ることは「国を守る」ことに他らないのですよ。ポスターに登場している若き男女自衛官諸氏よ、君たち、どう思いますか?国を守ることは何も君たちの専売特許ではありませんよ。たしかに自衛官は、君たちは法的には公務員だろうけれど、常識的な言い方をすれば「国家を守る、軍人」、それが露骨すぎるなら、せめて「国家を守る、自衛官」と記すのが正しい表現じゃないかなあ、自衛隊の英語の略号はJSDF、このFはforces、つまり「軍」を意味であることは知ってるやろう、それをわざわざ「軍人」でもなく「自衛官」でもなく「公務員」と称しているのは何か憲法なんかとの関係かあるからなの?
そういうムズカシイことは広報に聞いてください・・・
このコピーでもう一つ気になることは「国」でなかく「国家」と表現されていることです。なぜ「国」ではなく「国家」という言葉が選ばれているのせう?「国家」と「国」はで別物です。「国家」とはわかりやすくいえば国を統治する機構あるいは統治するための政治組織のことであり、「国」は国境線で区切られた領土とそこに暮らす民すなわち国民を意味する言葉です。英語で言えばstateが国家、nationが国です。そうでありますから、このポスターのキャッチコピー、「国」ではなく「国家」と記されていることから察しますと、いざとなったら自衛官諸氏がまず守ろうとするのは日本の統治機構であり、かならずしも「国」すなわち国民を守るとは限らないということになりまね。もしそうであるとするならば、そのような国民を置き去りにしかねない「公務員」はいなくても結構などと言いたくなります。ポスターの男女自衛官諸氏よ、どう思いますか?いざという場合に、「国家」を守ろうとしても、「国」すなわち国民を守ろうとはしない、そのような「公務員」の集団は、国民にとっては意味がないと思うのですが、みなさんどうお考えですか?
そのようなムズカシイことは広報に聞いてください・・・
若き自衛官諸氏よ、オッサンはデタラメを言っているのではないのや。というのは、かつて、わが日本軍は「国家」を守るために、すなわち日本の統治機構の中枢である「国体」すなわちテンノーを守るために、沖縄で多数の民が殺され、日本全土が米軍の空爆にさらされ数多くの日本国民が逃げ惑い、命を落とし、広島と長崎に原爆が投下されるまで戦いを止めんかったのや。つまりかつての日本の軍隊は国民を犠牲にしてまで「国家」を守ろうとしたのや。だから、オッサンは、歴史は繰り返すなどと言うけれど、そのようなことが繰り返されないことを願って言っているのや。若き男女自衛官諸氏よ、どうか「国家を守る、公務員」である以前に、「国を守る、国民を守る、公務員」であることを志してください
ボクたち、そんな歴史のことを言われてもなあ・・・あの~、広報に・・・
こら、アホか!これは広報なんかに任せる話やない、自分のオツムでしっかり考えろ!
もうひとつ、このポスターを眺めていて気になったことがあります
そういえば、コロナちゃん騒動が続いているけれど、自衛官の方がコロナちゃんに国内で感染したという話は聞かないなあ、ということが気になったのです(先日フランスに出張して帰国した統合幕僚部の幹部自衛官が感染していたというニュースはありましたが)。普通の自衛官諸氏は兵舎あるいは隊舎での集団生活が基本でしょう。一日24時間いっしょに暮しているのです。これは一番集団感染に適した環境でなくて何でありませうか。それなのに、これまで感染者がひとりもいないなんて・・・なんだか不自然だなあ・・・高度に機密を保持することが必要な組織の内部のことであるから機密情報は隠しておこう、なんていうことになっていなければいいのですが・・・コロナちゃん、君は何か知らない?
ボクたちは何も知りません、ただ、ボクたちはえり好みせずにどこにでもお伺いすることを方針としているとしか申し上げられません、あとは広報にでも・・・
君たちまで広報云々なんていうのか、見損ねたなあ
今日も結局はコロナ話になってしまいました。お許しくださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!