UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

没後55年、追悼マリリン・モンロー・・・読書家、詩人でもあったマリリン・・・

2017-10-02 01:35:47 | 日記

昨日、ある知人に不思議な本の整理のしかたですねと冷やかされてしまった、居間の床にてんでに横たわる本の集積地を眺めておりましたら、見慣れない本が目に入りました

背表紙だけが顔をのぞかせておりましたので、何の本なのだろうと手にしましたら

《マリリン・モンロー 魂のかけら》

モンローが残した自筆メモ・誌・手紙などを集めて編集した本です(青幻社、2012年、原題は fragments)。彼女の没後50年にあたり2012年に米国で出版された本の日本語版です)。

どうやらチラッと見たきり放置していたようです。本に付されている帯に以下のように記されています

「本書は、1962年のマリリンの死後、演出家のリー・ストラスバーグのもとに渡った未整理の大量の遺品のなかから発見された未公開の資料である。几帳面な字で書かれたメモ、感情を吐露した詩、精神分析医への訴えの手紙など、虚構と実像に引き裂かれた世界的大スターの魂のつぶやき」

今日の写真はこの本の裏表紙を飾っていた写真を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

マリリン・モンローについてはいまさらGGIが何か説明することは何もないのですが、彼女は1962年、36歳の若さで亡くなっています。死因は睡眠薬の飲み過ぎによるものとも言われていますが、自殺ではないかとも言われています

GGIも彼女の作品は全部ではありませんがかなり見ています。その中でも一番印象に残っているのは遺作となった「荒馬と女」、主役はクラーク・ゲーブル、モンゴメリー・クリフト、それにマリリン・モンローでしたが、三人ともこの映画の完成後ほどなくして亡くなっています・・・

このためか、GGIにはこの映画がと強く印象に残っています。マリリン・モンローが荒れ地で地面をはいずり回って必死に狂ったように叫び続けるシーンは、何か鬼気迫るものがあり、忘れることが できません。

この本を読みますと、彼女はなかなかの読書家であったことがわかります。彼女の書棚には以下のような作家の著作が並べられていました

ジョン・ミルトン、ギュスターブ・フローベル、ウォルト・ホイットマン、カリール・ジブランなどの古典、ジェームス・ジョイス、ジョン・スタインベック、アーネスト・ヘミングウェイ、サミュルエル・ベケット、アルベール・カミュ、ジャック・ケルアックなどの現代文学・・・

当時、同時代の最新の刺激的な文学であったビート・ジェネレーションを代表する作家、名作「路上」などで知られるケルアックまで読んでいたとは驚きです・・・

また彼女は手帳などに数多くの詩を書き遺しています。

そのなかから一つ、以下に紹介しておきます。訳は井上篤夫氏

内面に溢れるものを

そのままに感じていたいー

そういう思いがある

気づきの手段

また、他の人たちに感じることを

自分の感性を恥じないこと

思考にも―見解にも

内面にあるものを

そのまま感じるー

マリリンは繊細な詩人でもあったのです、この本はマリリンの「魂のかけら」と題されていますが「魂の軌跡」ともいうべきものです

マリリンよ、永遠に・・・・・

 なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!


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