カラス君は近くにヒトが近寄って来ても知らん顔をしています、人間のことを無視する名人です。たとえば、木の枝や電柱などにとまって、カーカーとうるさいほどに鳴いていますので、GGIが下の方から真似をして「カー、カー、カー」と鳴いてみせても、我がことにあらずとばかりあらぬ方を眺め、お澄ましして知らん顔をしています。まったくGGIのことを徹底的に無視いたします
昨日もカラスが一羽、隣の柿の木にとまっていました。GGIが見ているのに気づいているのですが、思いっきり澄まして知らん顔をしております。
「おい、カラス君、そこで君はやけに澄ましているなあ。どうしたんや?」
「・・・・」
「おい、なんか返事したらどうや、おい、君は先日わざとオレの頭をかすめて飛んで行ったカラスやろ、そやろ!」
「知ら~ん」
「ところでなあ、オレなあ、数日前、夜になってから急に左足がモーレツに痛くなってきて、居ても立ってもいられないから救急病院にいったんや」
「そんなこと、知ら~ん、どうでもええ」
「そうかあ、それになあ、オレ、最近またゼンソクの発作が出だして弱ってるんや・・・」
「知ら~ん、どうでもええ」
「それになあ、最近目も悪くなってきて、君の姿もよう見えんのや・・・」
[ジュ・ヌ・セ・パ!」
「それ何のことや」
「おフランス語で知ら~んという意味や」
「君はおフランスのカラスか!?」
「知ら~ん」
「それに病院に行って痛み止めの薬もらったけど、ぜんぜん効かんのや、どうしたらええやろ・・」
「知ら~ん」
「そうかあ、ところで今日の夕食、何食べたらええと思う?」
「知ら~ん、どうでもええ」
「そうかあ、じゃあ、今夜あたり例の共謀罪法案、強行採決されそうやけど・・」
「知ら~ん」
「そうかあ、じゃあモリ・カケ問題でアベ坊や、いくらバレバレになっても徹底してシラを切って逃げ切るつもりやと思うけど、君はどう思う?」
「知ら~ん、」
「そうかあ、君のような無関心が世の中悪うしてると思うけどなあ・・・」
「知ら~ん、そんなアホな人間の俗世のことなんか、知ら~ん」
「ところで、人形のモリシゲ、知ってるか?」
「あんな古いどうでもええアホなコマーシャル、もちろん、知ら~ん!」
「そうかあ、それで君は今日これから何をするつもりや、知ら~ん、知ら~ンで日がな一日過ごすのか?」
「知ら~ん」
「君らカラスは、知ら~んとしかよう言わんのか?」
{知ら~ん」
今日の写真は柿の木の枝にとまってお澄まししているカラス君を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧になり、お澄ましカラス君に何か言葉をかけてみてください
なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!