昨日も今日も暑い一日でありました
昨日、お金がなくなってしまいました。しかたがないので炎天下、郵便局でお金を下すことにしました。郵便局まではすこし距離があります、それでこの炎天下にわざわざ出かけるのだから、ついでにこのクソ暑さを何とかは写真に撮ってやれと思い、デジカメを持って出かけました
庭から湖岸の大通りに出ますと、かなたから日傘を差した知り合いのオバサンがやってきました
「おや、元気オバサンじゃないですか、どうしたのですかこんのところを歩いて?・・・」
「お買いものです、お宅の近くのスーパーに・・・いつもは自転車ですけれど、たまにはこの暑さのなか歩いてみようと思って、それにこの湖岸の大通り、よく風が吹いているし、眺めも結構、歩道が広くてアスファルトの照り返しも少ないし・・・」
「そうですね、私もこの大通りをぶらつくのは好きなのです」
「ところでGGIさん、お元気そうですねぇ」
「いやあきません、元気ではありません、ただ生きているだけです」
「そうおっしゃっても、とてもお元気そうですよ」
「元気ではありません、元気そうなのと元気であることはまったく別物ですよ、何度も同じこと言わせないでください、私の言っていることを正確に理解してください!」
「あら、何をお怒りになっていらっしゃるの?私はただお元気そうですねといっただけでしょう、そんなことおっしゃるのなら、GGIさんのほうこそ私の言うことを正確に理解したうえでお答えになったらいかがですか」
「どういうこと?」
「私はお元気そうですね、と言っているのです、お元気ですねとは申しておりませぬ、ですからGGIさんは正確に《はい、そのとおり、私は元気そうです、でも元気ではありません》とお答えになったらいいのです、そのようにお答えになれば、私も同じことを繰り返し言わずに済むのです、おわかりになりました?GGIさん、せっかく孤独な老人に声をかけてあげているのに何ということをおっしゃるのですか」
このクソ暑さで、我が脳細胞も回転が鈍っており、この元気オバサンのヘンな小理屈に勝てそうもありませんので、サッサと別れて退散することにいたしました
元気オバサンから逃げ出して、このクソ暑さが絵になっているような光景はないかなあ、と湖岸を歩いていきましたら、湖畔に大木が一本、見事に茂っているのが目に入りました
まるで緑のかたまりであります、照りつける太陽をものともせず堂々大地に屹立しております、へ~い、オレは緑の大王だぜぇ~、大阪のオバちゃんなら、きゃー、グリーンや、グリーンの王さんや!騒ぐところだぜぇ、と世の中に向かって叫んでいるようであります
この緑のムチャクチャな茂りぶりはこのクソ暑さそのものであると確信して、この大木を写真に撮りました
今夜の写真をこの大木の勇姿であります、よろしければ写真をクリックしてご覧くださいませ
写真に撮ってみますと、この大木、このクソ暑さを吹き飛ばすようにただただ元気であることが判明しました、つまりこの大木はこのクソ暑さを吹き飛ばしてしまっているのです、ですから写真にはこのクソ暑さは写っておりません、それでGGI、やっぱりこのクソ暑さを写真に撮るのは容易なことではないなあと思うに至りました
今夜どうでもいい話でありましたので、お読みくださった方はただこのクソ暑さがいま増しただけでありませう、どうかお許しくださいませ
グッドナイト・グッドラック!