小学校に道徳教育が教科として導入されることになり、パン屋さんより和菓子屋さんのほうが日本の伝統に云々などというまことの低次元なアホな騒ぎが起きているようですが、この小学校教育への「道徳」の導入、本来は「イジメはいけないよ」などということを教えることを意図したものとされています。
ところが昨日4月5日の朝刊(朝日)を眺めておりましたら、もう何年も前から大学生に対してイジメが堂々と行われており、しかも事実上公認されているというトンデモナイ記事が載っておりました
今日の写真はこの新聞記事を撮ったものです。以下のサイトにも掲載されています。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12876923.html
イジメの被害者は防衛大学で自衛官への任官を辞退して卒業していく学生たちです。今年は32人(1割弱)いるそうですが、任官を辞退した学生たちは首相も出席する防衛大学校の卒業式に出席させてもらえないのだそうです。
この新聞記事によりますと、防衛大学設立(1952年)当時は任官辞退者の出席は認めらていなかったものの、1979年からは「任官辞退者であろうと、本校で受けた教育を生かして国家社会のために働いてくれる」という理由から出席できるようになっていました。ところが、第二次安倍内閣発足後の2013年から、再び任官辞退者の卒業式出席を認めていないことが、民進党議員からの質問趣意書への答弁で明らかになったとのことです。
政府は、幹部自衛官養成のための教育訓練が目的であるから、「卒業式も式典に参加させることは適当でない」と、学校側が判断しているのであって、「内閣として検討・判断した事実は確認していない」と、まことにビミョーな答弁をしております。
朝日の取材に対して防衛大学は「卒業式では、自衛隊の最高指揮権を持つ首相が自衛隊に期待する役割などを訓示する。卒業式は任官を前提としたものだ」と答えているそうです。しかしながら、防衛省関係者からは「ある種の《見せしめ》では」との声も上がっているとされています。
《見せしめ》って、どうみてもイジメそのものにですよね。GGIの考えでは、邪推かもしれませんが、かなりの軍事オタクであるところの「愛国者」であり、おそらく自衛隊最高指揮官であることを最高の誇りにしているアベ君の意向あるいは「お気持ち」を防衛大学の関係者が「忖度した」ために、このようなイジメが公認されることになったのでありませう
ここで少し脱線ですが、アベ君が軍事オタクである証拠は以下のサイトに記しておりますので読んでもいいよを思われる方はご覧くださいませ
http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20130607
http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20141031
国立大学や公立大学で多額の公金による教育を受けながら、果たして国家のためになるのどうか怪しげな、あるいは定かでない、大学卒業予定者はそれこそ掃いて捨てるほといるのですが(GGIもかつてその一人でありました)、かれらが卒業式に出られないなどということになりますと、卒業式の会場はがら空きになりかねませぬ。
アベ君よ、イジメは小学生であっても大学生であってもいけないのですよ。いいかげんに幼稚で気まぐれなワガママはやめなさい。坊や、いつまでも勝手なことしていると、お尻ペンペンしますよ!
グッドナイト・グッドラック!