UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ちぐはぐ朝日さん:《住民ら「ひと安心」》vs 《滋賀の放射能チップ、どこへ》

2014-03-02 00:59:03 | 日記

GGIはこれまでこのブログに何回か、福島原発原産の放射能に汚染された木材チップが県内の某河川敷に不法投棄され湖国を騒がせていることについて記しました(去る125日や22日などの日誌に記しています)

 ここしばらく「自治会」なるものの会計係をおおせつかったために、GGIは年度末の決算業務に地獄の苦しみをたっぷり味わっていたり、寒い日が続いたりして、木材チップのことは忘れていたのですが、今日(3月1日)の朝日新聞湖国版に以下のような記事が出ているのに気づきました、 いつもながらお手数ですが写真をクリックしてご覧くださいませ、新聞記事を撮ったものです

 見出しは《高島・放射能汚染チップ撤去完了:住民ら「ひと安心」》となっています。県の指示あるいは要請に基づき某業者が県外の某所に汚染木材チップを全量搬出し、撤去作業が完了した、それで住民がひと安心しているというニュースです。近々撤去が完了しそうだということはGIAのニャーニャ長官の下で様々なミッションに携わっている現地の有能なる、コードネームが「第二の男」であるところの現地駐在のエージェントからすでに聞いておりましたので目新しいニュースといえるものではありません。

 一方、この記事が掲載される前日の228日に、朝日新聞(大阪本社版)は「声」の欄で汚染木材チップに関する県民の意見を掲載しておりました、この意見を投稿したのは、これまたわれらの有能なる、コードネームが「第一の男」であるところの現地エージェントでありました、なぜ「第一の男」かと申しますと、まことに残念ながら、われわれの仲間で彼が一番のハンサムであり、かつ一番穏やかなる正真正銘の紳士であるからです、以下に朝日に掲載された彼の一文をご紹介いたします

■ 「滋賀の放射能チップ どこへ」 投稿者:第一の男(滋賀県)

 琵琶湖にそそぐ滋賀県高島市の鴨川河川敷に、放射性セシウムで汚染された木材チップ約300トンが放置され問題になっており、業者が県外へ撤去作業を進めてきた。だが、報道によると、作業をしている業者名や搬出先などが一切公表されていない。嘉田由紀子知事は「風評被害が出るので明らかにできない」と公表を拒んでいる。

 問題の木材チップは東京電力福島第一原発事故で汚染されたもので、昨年春に地元住民も知らないうちに持ち込まれ、放置された。この時点で滋賀県は「被害者」だった。

 撤去によって汚染木材チップを新たに持ち込まれる地域の住民に、搬入の事実が知らされないのは疑問だ。住民への健康被害が心配である。住民に丁寧な説明がぜひとも必要ではないか。そうした必要な措置を怠れば、これまで「被害者」だった滋賀県は、一転して「加害者」とならないだろうか。

 嘉田知事は就任前、琵琶湖周辺の環境問題の研究者として活躍していた人である。まず業者名と搬出先を公表すべきではないか。搬出先の住民や滋賀県民の健康を守る立場に戻ってほしい。

簡潔で要点を鋭く突いた一文でありGGIはすっかり感心してしまいました、記者さんが若干手を入れたのか、何カ所か断言調を避けてトーンダウンしている部分があるようにも思えるのですが、まあ趣旨は伝わっているから是とすべきでありませう

 でも第一の男は、朝日はあの女性知事の大フアンだから、知事を非難するような一文を採用しないのではないか不安だと申しておりました

今日31の記事を書いた朝日の記者さんは前日228日のこの投稿文を目にしていたはずと考えられるのですが、それにしては今日の記事はかなりノーテンキであります、投稿文を読めば、問題はまだ終わっていない、《住民ら「ひと安心」》では済まされないことは明らかであるからです、せめて「撤去作業を完了したものの、作業を行った業者名と搬出先などを県が未だに公開しておらず、このため、搬出先が明らかになった場合は問題が再燃しかねい」とでも書き加えるべきであったとGGIは考えます、このような意味で、このたびの汚染木材チップ問題に関する朝日さんの扱いはまことにチグハグであり、一貫性に欠けていると言うべきでありませう

 この問題に関する県の秘密主義が目に余りますので、GGIも現地のエージェント氏らをサポートするため、情報公開請求を行いました、過日、請求のあった公文書を公開したり公開しなかったりするので閲覧に来いという知らせがありましたので県庁にでむき木材チップ問題を担当している部局の職員と面談しました、以下はその面談の記録の一部でございます

「あのなあ、汚染木材チップは県外の施設で適法に処理すると言っているが、適法であることを裏付ける公文書はどれや?」

「この文書です」

「この文書?これは放射能に汚染された廃棄物に関する環境省のガイドラインのコピーやないか、こんなものは県が適法に処理することの証明なんかにはならんやろ」

「いいえ、県はこのガイドラインに従って処理することにしているのですから、これが適法であることを裏付ける文書なのです」

「そうかね、そうやったら県はなんとかのガイドラインに従い、具体的に○○○の方法で処理します、とかなんとかいう公文書があってしかるべきやないのか、まあええわ、あのなあこのガイドラインでは1kgあたり8000ベクレル以下やったら一般廃棄物として処理してもよろしいということになってる、そやけどこの基準を満たしてなくても環境大臣に申請すれば一般廃棄物ではなく《指定廃棄物》とすることができるとなっているぞ、県がこの木材チップは8000ベクレル以下やと主張しているけど、指定廃棄物としての申請は行わないのかね?」

「指定廃棄物として申請するつもりはありません」

「そうか、それならこの放射能で汚染された木材チップ、一般廃棄物として処理するつもりやということになるけど、そういうことなのやな」

「そうです」

「汚染木材チップ、一般廃棄物として処理するということやな」

「そうです」

「そうかあ、君なあ、一般廃棄物いうたら、たとえば家庭ゴミも一般廃棄物や、明らかに放射線が出ていることが分かっているのに、それを家庭ゴミなみの廃棄物として処理するというわけや、県はええ度胸してるなあ」

「・・・・・・」

「ところで君、君は木材チップの搬出先がどこか知っているのか?」

「知ってます」

「どこや、三重県とちゃうか、何年か前、県の下水処理場の活性汚泥を三重県の産廃処理施設に運んだことがあるやろ」

「さあ、そのことは私は聞いたことがありません」

「そうか、それとも岐阜県あたりか?まあええ、どうせ教えてくれんやろうから、そやけどなあ、持っていった先がどこか分かった場合は、問題が必ず再燃するぞ、その場合は湖国の責任が問われるぞ、ええのか、知事さんだけやなく

君の責任も問われるぞ」

「・・・・・・」

「君らなあ、あれは業者が自発的にやったことや、県が命令したわけやないと逃げるつもりやろうけれど、そんな簡単にコトはおさまらんぞ、知事は先日「私どもは被害者です」なんて泣いてみせはったけれど、こんなことでええのか、法律的には逃げられても、道義的にはそうはいかんぞ、分かってるか」

「・・・・・」

まあ、お役人というのは何を言ってもノラリクラリということにGGIは慣れておりますんのでたいして腹も立ちませぬ、このようにして、しだいにあきらめがよくなりGGIのエージングは進行していくのでありませうか・・・

グッドナイト・グッドラック!

 


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