UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

良き市民の日・・・

2017-07-15 01:51:28 | 日記

一昨日は良くないことが続いた日でありましたが、昨日は良き市民の一日でありました。GGIは良き市民として、久方ぶりに湖都の行政に心から協力したのであります。

GGIは数年前から湖都の「公共下水道終末処理場運営協議会」の委員の一人を務めております。この協議会は市の正式の機関です。昨日の午前、庵の近くにある市の下水処理場の会議室で協議会が開催されましたので良き市民GGIは定刻に遅れず出席したのでありました。

日ごろ何かと行政にイチャモンをつけるという悪癖の持ち主であり、良き市民かどうか疑わしいGGIがどうして委員なんかしているのか、何かウラがあるのではないかと思われるかもしれませぬが、ウラもタネもシカケもございませぬ、GGIが下水処理場のすぐ近くに棲息しているからであります。つまり下水処理施設の近くの住民を代表して、処理場の運営管理などについて市民の立場から真摯に意見を具申し、市に協力しているのであります。

この処理場、琵琶湖の埋め立て地およそ1万坪弱の敷地に40年ほど前に建設されました。当初は、よくあることですが、これは「迷惑施設」だというわけで地元のいくつもの自治会の有力者たちが下水処理場対策地元協議会といった組織をつくり、長らく補助金の形で若干の迷惑料をむしり取るようなことをしておりました。しかしながら、この処理場は人家から離れた幹線道路を隔てた湖岸にあり、しかも完全に密閉式の構造を備えた施設であるため、近隣に騒音や悪臭などの公害を及ぼすことはありませんので、GGIはこのような住民エゴともいえる行為には疑問を感じておりました。

実はこの処理場の数キロ先の下流、琵琶湖の対岸の近くに建設された大きな人工島に、県が管理している、湖都の下水処理場の優に十倍以上はあると思われる下水処理場が設けられており、近隣の十数の市や町の下水を処理しています。

この県の下水処理場に関しても、やはり近隣のいくつもの自治会のワルイ連中がこれまた悪い県議会議員などとつるんで、操業開始以来長きにわたり、どのような「迷惑」がかかっているの定かではないのに、長年にわたり毎年二千数百万円の「迷惑料」を県やこの処理場を利用している市や町からムシリ取っているという、悪質な出来事がありました

しかしながら、GGIの知人である猪突猛進氏が、この「迷惑料」の支払いは公金の不正な支出であるとして裁判を起こし、GGIも原告として協力しましたところ、一審では完全勝訴、知事はカネを払え、今後の迷惑料支払いは認めないという判決、二審では知事に責任なしと逆転したものの、以後の迷惑料支払いは差し止めという結果になりました。

このような経験がありましたので、数年前にGGIが市の協議会に委員になりましたときに、地元対策協議会の席上で、もう下水処理場ができてから何十年も経っており、その間、問題らしい問題なんか起きていないのだから、地元協議会なんかつくって何かとゴチャゴチャ雑用に追われたりして、迷惑料がわりのわずかな補助金(一自治会につき年間五万円)もらっても意味がないんじゃない、もう地元協議会なんか解散して、わずかな補助金なんか返上したらとGGIが申しました

そうしましたら、高齢者が大半の地元協議会の面々、意外なことに「そやなあ、こんなことやっていてもシンドイだけや、もうやめにしたええのや、その方がオレたちも助かる」ということになりトントン拍子で市にケチなカネをたかるようなことは止めることになり、地元対策協議会なる住民エゴ組織も解散されることになったのでありました。まことにめでたきことでありGGIは思わず市のお役に立ってしまったのであります。

いつもながら話がどんどん逸れてしまいましたが、地元対策協議会は解散したものの、市は上記の「公共下水道終末処理場運営協議会」には今までとおり地元を代表する形で、数人の委員を出してほしいということでありましたので、その一人としてGGIはマジメに委員を務めているのであります。委員の務めは年数回開催されるこの運営協議会に出席することだけであります。

かようなしだいで、昨日午前10時からGGIはこの委員会に臨んだのでありますが、この種の会議、はっきり申し上げればセレモニーであります。副市長をはじめとした市の幹部の方々や事務方を務めるこの施設の関係者など、市側からは十五人ほどが出席、住民側の委員はGGIも含めて8人ですが二人は欠席、式次第に則り、市の担当者が「下水道事業の概要」「平成29年度整備計画」「平成28、29年度の管理運営状況」などを用意された資料に沿って説明していきます。

これはセレモニーでありますから、質問がほとんで出ないのが常なのであります。しかし、良き市民であるところのGGIは、懸命に丁寧に稲に説明していく市の担当者の真面目な様子を目にしておりますと、一生懸命説明しているのに何も質問が出ずに会場が静まり返っているようでは担当者はつらかろうと思ってしまいます。

ですから、良き市民であるところのGGIは、担当者の気持ちをおもんばかって、イジワルではない適切なる質問を一つか二つ必ずすることにしております。昨日も質問いたしました。

「この処理場では水質浄化の主な手段として活性汚泥を用いて、汚泥中の微生物により有害物を分解しているとのお話ですが、聞くところによりますと、最近はいろいろな化学物質が下水に流れ込んでおり、たとえば下水から医薬品の成分などが検出されることがあるそうです。このような複雑な構造の化学物質のなかには活性汚泥では分解されず、そのまま素通りして排出されてしまう物質も存在していると思われます。こんごはこのような物質の処理にどのように対応するのかということも問題になる可能性があると思うのですが、この点に関してどのようにお考えでせうか」

「おっしゃる通り、そのような可能性があります。そのような場合、完全に処理しようとしますと、おそらく水道水供給のための浄水施設で最近行われているような活性炭による処理といったことも考えられると思うのですが・・・でも下水処理施設でこのようないわば浄水場並みの高度処理を行うとなると・・・むしろこのような問題には浄水場での対処がより適切であると申しますか・・・いずれにしましても難しい問題です」

これは正直申しまして厄介な問題です、下水処理場で分解されにくい物質が下水に流れ込んで、処理が困難となると、わがマザーレイクには、これらの化学物質がそのまま流れ込むということになるからです・・・

会議が終わったあと、処理場の見学会がありました。処理場の内部は大きな工場のような雰囲気でありますが、気になるほどの臭気はいたしませんでした。GGIもヘルメットをかぶり、見学してあるいたのですが、暑さに敗けてたことにして途中で逃亡してしまいした。

今日の写真は見学風景を撮ったものです。処理場の建物の彼方に見えるのは処理場上のお隣に屹立しておりますプリンス・ホテルさんです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!


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