UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

トラウマや、トラウマ・・・

2016-08-21 00:51:30 | 日記

813日の日記に滋賀弁護士会が主催した「死刑廃止を考える日」という催しに際して上映された、死刑執行の様子を克明に描いた「休暇」という映画のことを記しました。

実はGGIはこの催しがあることを事前に某知人から知らされていたので出かけのですが、当日、GGIを誘ってくれたこの知人の姿は会場にありませんでした。

どうしたのだろう、急な用事でもできたのかなあと思っていたのですが、昨日市内某所でこの知人に出会って話していましたところ以外な展開となりました

「やあ、ムッシュー、このあいだあった死刑の映画の上映会、なかなかよかったけど、君は来てなかったみたいやなあ、どうかしたんか?」

「すまん、すまん、実はなあ、あの映画、見に行くことは行ったんや、そやけどなあ・・・」

「そやけどどうたしんや?」

「そやけど、あれ、オレにはトラとウマ、トラウマ・・・トラウマやった」

「トラウマ?いったい何のことや」

「以前に話したことあるやろ、ケーサツの留置場に強引に一泊させられたときのこと。オレ、あのときのことを思い出してしまった。思い出して気分が悪くなった・・・トラウマや。それで、途中で席をたったんや・・・」

映画では死刑囚が三畳ほどの狭い独房で正坐しているところへ、刑務官がドアに付けられている小さなのぞき窓から鋭い視線で確認してから中に入ってくるシーンが何度も出てきます。刑務官は独房に立ち入るとき、ドアの外から、囚人の名前ではなく番号で点呼します。

このシーンを見ていて、知人は思い出してしまったのでした。留置場に一泊させられたときのことを。そのときの様子とまったくそっくりであったために、気分が悪くなってしまって席をたったとのことでありました

「あの番号で乱暴に呼ばれるシーン、たまらんかった・・・」

知人の事件は事件と言えるほどのものではありませぬ。駐車違反の取り締まりの仕方でもめて、腹が立って民間の取締り員が乗っていた車のボディを拳でたたいたところちょっとばかり凹みができて、器物破損、あっというまにパトカーを呼ばれてしまい、そこで公務執行妨害とやらで御用、警察署に連れていかれ、調べがすめば帰れるだろうと思っていたらさにあらず、夕方になって今日は帰らせないと、無理やり一泊させられたのです。

そうだったのか、トラウマかあ、GGIは他人の不幸でありますので思わず笑ってしまったのでありますが、知人にしましたら思わぬところで思い出したくもない過去のことを・・・・ショックだったのでありませう

トラウマ、おそるべし・・・

みなさんもつまらぬことで捕まったりしないよう注意いたしませう。万一捕まってしまった場合は知り合いの弁護士さんに、あるいは当番弁護士に、連絡してくれるよう求めませう

今日の写真はこの弁護士会主催の催しの会場で配られた,、「闇の中の取調べ」と大きく書かれている、冤罪防止のために取り調べの全面可視化を求めるキャンペーンのうちわです。よろしければクリックしてご覧になってくださいませ。

グッドナイト・グッドラック!


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