昨日はGGI、久しぶりに早起き、と申しましても午前7時半過ぎ。燃える家庭ゴミを8時までに決められた場所にまで出さなければならないからです、昨夜寝たのは午前3時半ごろでしたから眠くてたまりませぬ
そのあと、ノロノロとお米をといでご飯を炊きまして朝ごはん、今日の朝刊は読むところがまるでないなあ、あのなあ朝日新聞さんよ、低俗週刊誌やスポーツ新聞じゃないのやから、君はクオリティペーパーを自称してるのだから、キヨハラクンの事件なんか、どうでもええやないか、覚醒剤不法所持なんて珍しくもない事件やないか、ええかげんにせえ、などと思いながら食べ終わってやれやれと思ったのですが、そうだ来週末に予定している某謀議の召集令状を今日中に郵便局に行って発送しなければならないのだと思いだしてしまいました
召集令状は約30部ばかり送るのですが、GGIは人徳とはあまり縁がありませんので、謀議会場にやって来るのはわずか5,6人ばかり、時にはわずか一人二人ということもあります。それでもちゃんとまともな謀議を行うのであるという証拠文書を添えた召集令状を作らなければならず、結構やっかいなのであります。
このようにまともな準備をいたしましても謀議の参加者はGGIの言うことなんかどこ吹く風、とかく雑談へと流れがち、世間はまったくやっかいだなあと思いながら春めいた東海道筋をノロノロ、郵便局へ。睡眠不足で足元がふらつきます
かようなしだいで、朝食後、外出いたしました。郵便局で令状を料金別納で出し終わってから、天気がよいので少し回り道をして帰ることにいたしました。いつもなら北向き地蔵様に寄り道して一方的に勝手なお願いをするのですが、歩いておりましても睡魔がやってきますので、ときおり通るショートカットの道筋をたどることにいたしました
そうしまら、細い路地を曲がったところで古い民家が目に入りました。黒い板塀の向こうに松の木が姿を見せております、この民家を目にしますと、GGIはまるで条件反射にように思わず昔はやっていた歌をくちずさんでしまいます。
お富さん、という歌であります、GGIがまだ田舎のアホ中学生のころだったでしょうか、春日八郎さんが歌っておりました。そしてその頃のことを思い出してGGI、思わず苦笑してしまいます。あのころはホンマにアホやったなあ、今でもアホやけど、もっともっとアホやったなあ・・・
と申しますのは、この「お富さん」という流行歌、あのころ歌詞の意味がまったく分からないままに平気で口ずさんだりしていたからです
いきなくろべいみこしのまつにあだなすがたのあらいがみ死んだはずだぜお富さん・・・
死んだはずだぜお富さん、は意味がわかるのですが、その前の部分がさっぱりわかりませぬ
まず、いきなくろべい、って何や、アホ中学生の語彙には「粋」なんて言葉はございませぬ、くろべい、って何や、ヤジロベエとか言ったりするからクロベエというのは人の名前やろか・・・それに、みこしのまつ、って何や、ミコシって祭りのお神輿のことやろか、それなら神輿のまつ、ってなんのことや、お神輿に松が飾ってあるのか・・・あだなすがた?すがたはまあ、人の姿のことやろうなあ、でも、あだな、ってなんのこっちゃ、ニックネームすなわちあだ名のことやろうか・・・あだ名の姿?何のことや、あらいがみ、はまあ分かる、頭洗ったんや、でも、ニックネーム姿が頭洗うって何のことや、というふうにまったくトンチンカン、意味不明の極みでありました
でも、そんなこと、まったく気にせずに、何も悩むことなく、ノーテンキに歌っていたであります、ほんまにアホでした
今でもよく理解しているとは申せませぬ、みなさんのなかにも、オレも分かってなかったなあ、いまでも分かっていないなあという方のために、以下にネットでカンニングした「お富さん」に関する説明を記しておきます
歌詞はこのようなものです
粋な黒塀 見越しの松に
仇な姿の 洗い髪
死んだ筈だよ お富さん
生きていたとは お釈迦さまでも
知らぬ仏の お富さん
エーサオー 玄冶店(げんやだな)
この「お富さん」は歌舞伎で有名な「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」の源氏店(げんじだな)の場を歌ったものだそうです。
「もし、ご新造さんえ、おかみさんえ、お富さんえ、いやさお富!久しぶりだなあぁぁ」
「さういふお前は?」
「与三郎だ」
「えええ~っ」
「ぬしゃァ 俺を見忘れたか
「・・・・・」
「しがねえ恋の情けが仇、・・・」
と長ゼリフが始まる、というのが、この歌のこの場面です。
今日の写真はGGIが昨日遭遇いたしました粋な?黒塀見越しの松を撮ったものです。もうこのような光景を目にすることはほとんどなくなりました。よろしければクリックしてご覧くださいませ
グッドナイト・グッドラック!