世界のお騒がせ政治家トランプさんのメインスローガンはみなさんご存知のように“MAKE AMERICA GREAT AGAIN!”、「アメリカを再び偉大にしよう!」であります
このスローガンからしますと、かつてアメリカが偉大であった時代があったということになります。
はてさて、アメリカはいつ偉大であったのでありませうか?トランプさんに質問したらの「君はアホか、そんなもの決まっているやないか、アメリカが世界で一番羽振りがよかった時代を指しているや」とでも答えるのではないかと思われます。
すなわち、「偉大」というのは、トランプさんの目からすれば、おそらく軍事的に経済的にも世界的に最高の存在感を有している状態を指しているのであろうとGGIは愚考いたします。
そう考えますと、米軍空爆による焼け跡を記憶しているGGIの世代としましては、やはりアメリカがもっとも「偉大」であったのはノルマンディー作戦で有名な第二次大戦末期から戦後アメリカの物資が世界にあふれていた1950年代の末あたりまででありませうか・・・
当時のアメリカの経済的豊かさを象徴するもの、そのナンバーワンはなんといっても肉厚のガラスの瓶に入ってた茶色の液体、コカコーラでありました。
また、アメリカが「偉大」であったころにはハリウッド映画とアメリカン・ポップスが世界を席巻しておりました
いつこのようなアメリカの「偉大」な時代が終わったのかは定かではありませぬ。けれども、かつてどこかの出版社が発行した、あのハリウッド映画を象徴する女優マリリン・モンローの写真集のオビに、「米国資本主義の西日の中に燦然と輝き立つマリリン・モンロー」などと書かれていたことをGGIは記憶しており、このオビの一文に従いますと、マリリン・モンローが活躍していた時代はすでに偉大なる米国資本主義は傾きつつあり、西日を放っていたということになります。モンローが謎の死をとげたのは1962年のことでありますから、そのあたりでアメリカの「偉大」な時代は終わったと言うのがGGIの解釈であります
モンローが死去した翌年、ケネディ大統領が暗殺され、そのあとアメリカはベトナム戦争に足をとられ泥沼にはまったいきましたから、上記のようなGGIの解釈は当たらずいえども号からずではないでせうか・・・
もう一つの「偉大」の象徴であったコカコーラは二次大戦において米軍の物資として世界に広まりました。まさにアメリカの「偉大」さを、世界に冠たる米国の豊かさ象徴する「ブツ」でありました・・・
しかしながら、時は流れ時代は移り、コカコーラは、そしてコカコーラと競い合って世界に広がったペプシコーラは、いまでは世の中にあふれにあふれている清涼飲料水のひとつに過ぎなくなってしまいました
まさに落日のアメリカであります。
今日の写真は近くの民家に掲げられていた、かつて米国が「偉大」さを誇っていた頃のコカコーラとペプシコーラの幾星霜を経た看板を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。
あのトランプさん、アメリカを再び偉大にするために世界に向かって「コラ!コカコーラを飲め!」とでもいうつもりでありませうか・・・
グッドナイト・グッドラック!