UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

病院がありません、ワクチンもありません・・・・

2021-05-06 01:18:17 | 日記
昨日は小雨が降ったりやんだりの一日でした。一昨日の夕方に近くのスーパーでどっさりとった駄文のコピーをあっちこっちへ勝手に送りつけるという迷惑行為をようやくすませたらもう夕方、のろりのろりと夕飯を終えて、まだまだ湖国でもコロナ禍はおさまりそうもないなあと少々ウンザリした気分で傾眠に陥ろうとしていましたら、電話がかかってきました

眠気がさめないまま電話に出ましたら、数年前に亡くなった高校時代の友人の奥さんであった人物、カンボジア出身の女性からでした。友人の死後、少々手間がかかりましたが日本国籍の二人の子供の子育てを理由に何とか定住ビザを無事取得、いまはパートで働いています。

カンボジアにいる両親は大量殺戮が行われたあの恐怖のポルポト時代を経験し辛くも生きぬいた世代。

京都はコロナ禍のまっただ中、まだ緊急事態が宣言されていますのでコロナの話になりました。先日GGIのところにもコロナワクチン接種申込みについての知らせが市役所から来たなどと話しておりますうちに、ふと気になって、故国のカンボジアではどのような様子なのか、故郷のことなどを尋ねましたら・・・

「故国には病気がちな年老いた父と母、妹がいます、片田舎で暮らしています・・・カンボジアでは・・・首都のプノンペンはともかく、地方には病院がありません・・・ワクチンもありせん・・・治安もよくありません・・・重い病気にかかったり手術が必要なような病気になったりしたら隣国のベトナムの病院にいくしかありません・・・私は日本にいて病院にも行けます、ワクチン接種を受けることもできます・・・でも両親と妹は・・・コロナが心配です、でも何もしてあげられません・・・スマホだけが頼り、ときどき電話することしかできません・・・

この知人、GGIの友人が亡くなってから、娘が昨春高校を卒業して公務員になり某市役所の職員になるまでは、ときおり低空飛行の生活を迫られる状態に陥ることがあり、そのようなときは、袖触れあうも多生の縁と申しますか、見て見ぬふりをするわけにはいきませぬ、GGIは何がしの手伝いめいたことをしたりいたしました。

娘が市役所で働き始めて、ようやく生活が安定してきた矢先にコロナ禍、遠く離れた故国、さぞかし両親と妹さんのことが心配でありませう・・・しかし・・・GGIとしまして、話をただ聞くだけ、正直言って、何もしてあげることはできませぬ・・・・

西日本新聞の報道によれば(1月15日)、「貧困問題に取り組む国際団体オックスファムなどは昨年12月、途上国67カ国・地域で9割の国民が21年中に接種できない恐れがあると警告しており、アフリカ諸国のほか、ミャンマーやカンボジア、ラオスが含まれる」とされています。お金がある先進国、大国が買い占めているからです

経済格差が命の格差・・・コロナ禍もその例外ではありません

しかし、数日前、米国のバイデン大統領が、発展途上国など未だワクチンがほとんど供給されていない国々にも十分供給されるようにするために、コロナ・ワクチンに関する特許権を一時停止してどこの国の製薬会社でもワクチンを製造するようにすべきだという賢明かつ勇気ある提案を行っています。先進国の抵抗が強いようですが、フランスなども賛成に転じていると報じられており、GGIはこの動きが大きくなることを期待します

今日の写真は街角で見かけたポスターの一部を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧ください

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!
コメント (1)
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