GGIはときおり知人たちに向かって「オレは(君たちとちがって)シティボーイや」と言ったりして「何ネボケテルノヤ」とバカにされておりますが、近頃の若者などとは異なり、べつにファッションに関心があって服装に気を配っているわけではありませぬ、不潔すぎる服装でなければなんでもOKです。OKなのですが、ときおり気がついたら不潔に大接近したりしております・・・
けれども最近ちょっぴりファッションに関心を持ってしまうという事態が生じました。と申しますのは9月26の日記に書いたのですが、わが庵の近くのビルの一階、ガラス張りの部屋にイギリスの高級?婦人服屋さんがお店を開いたからです。
毎日のようにこのお店の前を通りかかるのですが、GGIはもちろん婦人ではありませんので、お店の中に飾ってある様々な服を遠くから眺めるだけであり、これまで仔細にイギリスのお洋服なるモノはどのようなものかと観察したことはありませんでした。
ところが、一昨日通りかかりましたらお店の照明は消されており、ひと気がなく、ショーウインドーだけが明るく照らし出されておりました。そこで、これ幸いと英国婦人服の傾向と対策について研究すべく、ショーウインドーに接近してしばし飾られている婦人服を仔細に観察してみました。
今日の写真はショーウインドーに飾られていた一着の婦人服を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧になってくださいませ
コートとセーターとスラックスとシューズ・・・
GGI、しばらく、ながめていて「やっぱりシックやなあ、英国風は・・・」といたく感心してしまいました。「シック」というのは元はフランス語のchic、「上品な」「あか抜けした」「粋な」「エレガントな」「落ち着いた」などという意味だとされていますが、まあ、シックの中核を成すのは「落ち着いた」という要素でありませう・・・
淡いグレー系とブラウン系といった中間色のあつかいが巧みであり、そのため全体として落ち着いたものにまとまっています。中間色が生み出す微妙なコントラストがなかなかステキです。
このような中間色を生かした「シック」な服を眺めておりますと、昨今の日本の女性のみなさんの服装、色彩が妙に派手々々しくなる一方やなあ、センスが悪くなる一方やなあと、センスが悪くなる一方やから、このようなシックな服はよう着こなすことができんやろなあ、いや女性のみなさんだけではなく最近の街の様子を眺めていると日本人の色彩感覚はますますセンスの悪いものになる一方やなあ、などと思わずにわかファッション評論家のGGIは悪口を叩きたくなってしまいます。
いったいいつから日本人の色彩感覚はこんなことになったんや、戦前はこんなことはなかったのとちゃうか・・・などとぼんやり考えておりましたら、コダックのカラーフィルムについてのどこかで耳にしたエピソードを思い出しました。デジタル画像全盛の昨今とは異なりコダックのフィルムが全盛であったころのことです。
コダック社の欧州向けのカラーフィルムの仕様と日本向けのカラーフィルムの仕様は異なっており、日本向けには欧州向けよりも派手な色彩に仕上がるフィルムを輸出していたとのことです。この話を知って、そうかあ、戦争に敗けて日本人は渋~い日本の伝統色なんか捨ててアメリカ人みたいに派手な色彩を好むようになってしまったんだあ・・・・
GGIは最近映画をほとんど見ないのですが、若かりしころは「洋画」と称されていたアメリカや欧州発の外国産の映画を結構見ていました。そのころからハリウッド映画の色彩は派手やなあ、それにくらべて欧州発の映画、中間色の扱いがうまく、そのため落ち着いた画面に仕上がっていることが多いなあなどと感心しておりました。
それに、日本人の色彩センスが悪くなったのはテレビの映像の影響ではないか、というのがGGIの持論であります。ドラマはもともと作り物ですから意図的にハデな映像にされたところで問題ないのですが、ニュースやドキュメンタリーの画面、それに各種自然の光景など実在しているものを写した映像、いずれも実物よりもずっと派手に映し出されているようにGGIには感じられるのです。最近のデジタル画像は、撮影後いくらでも加工処理が可能ですから、視聴者などの好みに合わせて画像を細工しているのではないか、このような実物とは異なる画像に慣れてしまって、いやナラサれてしまって日本人の色彩センスはますます劣化しているのだ、などとGGIは邪推しております
などなど、おもいつくまま昨今の日本人の色彩感覚をけなす一方で英国風シックをベタ誉めいたしました。しかしながら、この英国風シックな装い、結構おカネがかかりますのでご注意ください。写真で紹介しましたお洋服、いくらすると思いますか?実は一式で金14万余円也(プラス税?)でございます、えっ、何ですか?そのくらいなら何とかなるとおっしゃるのですか?勝手にしてください!さっさと消えてなくなりなさい!
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
グッドナイト・グッドラック!
けれども最近ちょっぴりファッションに関心を持ってしまうという事態が生じました。と申しますのは9月26の日記に書いたのですが、わが庵の近くのビルの一階、ガラス張りの部屋にイギリスの高級?婦人服屋さんがお店を開いたからです。
毎日のようにこのお店の前を通りかかるのですが、GGIはもちろん婦人ではありませんので、お店の中に飾ってある様々な服を遠くから眺めるだけであり、これまで仔細にイギリスのお洋服なるモノはどのようなものかと観察したことはありませんでした。
ところが、一昨日通りかかりましたらお店の照明は消されており、ひと気がなく、ショーウインドーだけが明るく照らし出されておりました。そこで、これ幸いと英国婦人服の傾向と対策について研究すべく、ショーウインドーに接近してしばし飾られている婦人服を仔細に観察してみました。
今日の写真はショーウインドーに飾られていた一着の婦人服を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧になってくださいませ
コートとセーターとスラックスとシューズ・・・
GGI、しばらく、ながめていて「やっぱりシックやなあ、英国風は・・・」といたく感心してしまいました。「シック」というのは元はフランス語のchic、「上品な」「あか抜けした」「粋な」「エレガントな」「落ち着いた」などという意味だとされていますが、まあ、シックの中核を成すのは「落ち着いた」という要素でありませう・・・
淡いグレー系とブラウン系といった中間色のあつかいが巧みであり、そのため全体として落ち着いたものにまとまっています。中間色が生み出す微妙なコントラストがなかなかステキです。
このような中間色を生かした「シック」な服を眺めておりますと、昨今の日本の女性のみなさんの服装、色彩が妙に派手々々しくなる一方やなあ、センスが悪くなる一方やなあと、センスが悪くなる一方やから、このようなシックな服はよう着こなすことができんやろなあ、いや女性のみなさんだけではなく最近の街の様子を眺めていると日本人の色彩感覚はますますセンスの悪いものになる一方やなあ、などと思わずにわかファッション評論家のGGIは悪口を叩きたくなってしまいます。
いったいいつから日本人の色彩感覚はこんなことになったんや、戦前はこんなことはなかったのとちゃうか・・・などとぼんやり考えておりましたら、コダックのカラーフィルムについてのどこかで耳にしたエピソードを思い出しました。デジタル画像全盛の昨今とは異なりコダックのフィルムが全盛であったころのことです。
コダック社の欧州向けのカラーフィルムの仕様と日本向けのカラーフィルムの仕様は異なっており、日本向けには欧州向けよりも派手な色彩に仕上がるフィルムを輸出していたとのことです。この話を知って、そうかあ、戦争に敗けて日本人は渋~い日本の伝統色なんか捨ててアメリカ人みたいに派手な色彩を好むようになってしまったんだあ・・・・
GGIは最近映画をほとんど見ないのですが、若かりしころは「洋画」と称されていたアメリカや欧州発の外国産の映画を結構見ていました。そのころからハリウッド映画の色彩は派手やなあ、それにくらべて欧州発の映画、中間色の扱いがうまく、そのため落ち着いた画面に仕上がっていることが多いなあなどと感心しておりました。
それに、日本人の色彩センスが悪くなったのはテレビの映像の影響ではないか、というのがGGIの持論であります。ドラマはもともと作り物ですから意図的にハデな映像にされたところで問題ないのですが、ニュースやドキュメンタリーの画面、それに各種自然の光景など実在しているものを写した映像、いずれも実物よりもずっと派手に映し出されているようにGGIには感じられるのです。最近のデジタル画像は、撮影後いくらでも加工処理が可能ですから、視聴者などの好みに合わせて画像を細工しているのではないか、このような実物とは異なる画像に慣れてしまって、いやナラサれてしまって日本人の色彩センスはますます劣化しているのだ、などとGGIは邪推しております
などなど、おもいつくまま昨今の日本人の色彩感覚をけなす一方で英国風シックをベタ誉めいたしました。しかしながら、この英国風シックな装い、結構おカネがかかりますのでご注意ください。写真で紹介しましたお洋服、いくらすると思いますか?実は一式で金14万余円也(プラス税?)でございます、えっ、何ですか?そのくらいなら何とかなるとおっしゃるのですか?勝手にしてください!さっさと消えてなくなりなさい!
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
グッドナイト・グッドラック!