やっぱり瑞穂の国だなあ・・・でもワルイ本を瑞穂の国の子供たちに読ませたりしてはいけないよなあ・・・

先日、某ミッションをこなすために、JRさんの電車に乗って久しぶりに湖北の町に行きました。窓の外にはぐんぐんと伸び始めた稲の緑が一面に広がっています。

やっぱり、ニッポンは瑞穂の国だなあ・・・

と瑞穂の彼方に広がるわが麗しの淡海をぼんやりと眺めているうちにしばし意識を失い、気がついたら目的地の駅が近づいていました。駅前には知人が車で迎えにきてくれていました。若干の雑談の後、彼の車で近くにあるこの町の市役所へ

ミッションの中身は、昨年文部科学省が日本中の小学校、中学校、高等学校にばら撒いた「放射線副読本」という本はワルイ本なので町の学校から回収することが賢明はなかろうかとこの町の教育委員会に申し入れることでありました。

どのくらいワルイ本かと申しますと、たとえば「ある程度の量の放射線を浴びた場合の胃がんの発生率は、塩分の多い食事や野菜不足の食事を続けた場合に生じる胃がんの発生率と大差ないのですよ」などということが書いてあるのです。「大差ないのだから放射線を必要以上に怖がることなんかないのですよ」というわけです。同じ調子で、「自然界からも放射線は出ていて私たちは日頃自然界の放射線を浴びているのですよ」ということが詳しく書いてあるのですが、これは、だかる少しぐらい人口の放射線を浴びたからと言って心配することなんかないですよ」と誘導しているのです。「福島の人々は自然放射線に加えて原発事故による人口の放射線を浴びているのですよ」という当たり前の事実がちゃんと説明されたいないのです。子供たちをだましてはいけません・・・

また「医療放射線で体がおかしくなることなんかないから心配しないでね」と、CTが世界一多用されているため日本人の医療放射線の被ばく量は世界一であることを無視しているなど、まことに非科学的なことがたくさん書いてあるのです。

要するにこの読本、人工放射線なんかあんまり心配する必要はないですよ、原発も大丈夫です、心配しなくていいですよ、という洗脳本なのです

午後1時に市役所の新庁舎の一室で、「この町は福井県若狭湾の原発集中地帯に隣接していますから、こんなワルイ本を子供たちに読ませるのはよくないことです、だから、もう子供たちに配ってしまったのであれば回収するのが賢明です」とこの町の教育委員会のお役人に申し入れました。GGIが知人の横に座って、ときおり補足的な説明をいたしました。

次いで、午後1時半、市役所内の記者室で会見をいたしました。朝日、毎日、読売、京都、中日の記者さんが来ていました。記者さんたち、結構あれこれ質問してくれました。

あれこれ記者さんたちと話しているうちにGGIは例の如く脱線・・・

「何年か前、県外の悪徳業者が放射能で汚染された木材チップをこの町の河川敷に不法投棄するという事件があったやろ、あのとき、当時の知事、この汚染した木材チップを県外の某所、関東地方の某県の某市に搬出させて、意図的に行方不明にしてしまったことは君らも知ってるやろ、つまり知事が県外への不法投棄をこの悪徳業者に指示したのや、悪徳業者を使ってワルイことをしたのだから、この知事は悪徳知事ということになる、この悪徳知事が今度の選挙で湖国の野党統一候補というわけなのでございます、この統一候補の女性、『脱原発』が選挙のスローガンの一つや、ふざけ過ぎだよなあ、君らしっかり報道せえよ、えっ、何？選挙期間中だから選挙妨害になるようなことは書けないというのか？情けないなあ、真実を伝えるのが君らの仕事やろ！」

幸い、記者諸氏は小さな扱いでしたが翌日の新聞で報じてくれました。一番チャンと報じてくれたのは、このあたりでは一番売れていない中日新聞さんでありました。GGIはドラゴンズのフアンでありますから、あらためて中日さんに心から感謝申し上げます。朝日さんは高校野球の地方予選に紙面を大サービス、そのため数日遅れで小さく報じていました、リッパな新聞であります、リッパなので甲子園での大会が終わるまでは「朝日高校野球新聞」と改名すべきでありませう・・・

ああ、今宵もまたまた脱線街道で他人の悪口なんか言ったりして失礼いたしました。不快に感じられて方もおられることでありませう。どうかお許しください

今日の写真は湖畔に広がる瑞穂の国を撮ったものです。よろしければクリッしてご覧になりグングン伸びる瑞穂さんたちを愛でてやってくださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック！