黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

こんな社会に絶望した!

2007年07月23日 21時10分23秒 | Weblog
7月23日分。

 絶望した! 毎朝通勤ラッシュにもまれて会社に行かねばならない、こんな私の人生に絶望した! いやまあ、嫌なら辞めてニートにでもなりやがれってな話ではあるのですが。ニートじゃありません、座敷童ですよ、とか言ってみる。まあ、ぶっちゃけ交通費を浮かすためにわざわざ混んでいる路線で通勤してるので、自業自得と言えばそーなのですけれども。中央線のラッシュは毎朝すごいですなー。
 あの嵐のようなラッシュの中で、毎朝めげずに本を片手に読み続けているわけですから、何気に我ながらえらいことやっとんなーと思います。基本的に乗り物系統はほとんど全部駄目なのですが、自分で漕いで調整できる自転車は平気で、それ以外だと電車の中で本を読むというのだけは平気。ただし、自動車の中で地図を見ようとすると酔います。電車で本読むのとどう違うんだか、自分でもよく分かりませんが。半分以上、気分的なもののような気がします。
 お願いですから、週初めから人の足踏まないで踏まないで踏むなっつってんだろどたまかち割るぞごるぁーとか、そんなガラの悪いことは言いませんよ? ええ、言いませんとも。本音はどうあれ。

 まあ前振りはどうでも良いとして、今更になって『さよなら絶望先生』のアニメ版を見てみたりして。当然、よーつべですが……。見たのは一話と二話のみでしたが、まーあれですな、一巻冒頭のあのシーンどうすんだろうと思ったのですが。ホントにそのままやりやがったよ、このアニメ。絶望した! こんなものまで華麗に美麗にためらいなく高クオリティで作り上げる制作陣に絶望した! お前ら馬鹿だろう! ……褒めてますのよ、これでも。いや、ホントに。
 漫画版の方はとにかく細かいネタの描き込み量が割と豊富で、アニメ版にするとさてどーなんだかなぁと思って見ていなかったのですが。割とよーけ出来てるんじゃあるまいかな、と。さすがに、動画になってしまうと細かい部分を見落としやすくはなりますが、その分動きが出てきたことでの面白みもあるわけで。アニメってのは、先日の『時をかける少女』でも思いましたが、アニメだから出来る演出技法というのがあるんだよなと。まあ、私個人はあれです。「絶望した!」をボイス付きで、かつ動き付きで見られただけ良しかなーと思ってたりして。ここんとこは原作の漫画の方買うの止まってたのですが、また購入再開してもいいかなーとか。まだ売ってはいなかったのですよ、あれ。
 動きがある媒体という意味では、大雑把に分ければ、実写的な動画と、それから二次元的な動画との二つになります。CGは、ちょっとどっちとも判定着かないので置いておくとしますが。まあ要は、ドラマとかハリウッド映画的な実写動画と、アニメ動画を比べているということですね。リアリティという意味合いでは、当然のことながら、実写動画に勝る物はありません。CGの技術も上がってきているけれど、やっぱり本物ではないんだよなーというのが何となく分かるもの。アニメが本物であると見えることは無いでしょうから、そこを論じる必要性は無し。なお、今言ったリアリティとは、視覚的なリアリティであって、その存在感や世界観のリアリティを言っているのではないのであしからず。
 ただ、実写でやる以上は、物理的な限界というものが、その表現の限界になる。その部分をCGで補うわけですが、アニメ動画であるならば、最初から物理的な限界には制約を受けないことになる。明らかに物理的、生物学的に無理だろーという奇っ怪な動作やら、アニメだからこそ描写できるような極端な表情の描写やら、現実には不可能な気候や場所や条件やそのほか諸々がある。モビルスーツとか、宇宙戦艦とか、モンスターとか、そういうのは現実にはまだ無いからねぇ。残念なことであります。ただ、アニメの中でならば、そういう荒唐無稽もナンデモありに出来てしまう。だから楽しいし、面白いのですが。
 まあ、いかにアニメといえども、あまり現実から離れすぎてしまうと、見ている側の「常識」が通用しなくなってしまう。つまり、理解できないものになってしまう。表現媒体としては、その映像の中ではナンデモできるんだけれども、ある程度までは実際の世界、現実の法則性に拘束を受けるといこと。それは、そのアニメを見ている我々の側が現実の存在であるからであり、我々の思考力と理解力というのは現実世界に即しているものでしかない。よって、そこから極端に外れてしまうと、理解ができなくなってしまう。人間は自分の経験を基礎として物事を理解していくから、その経験が全く通用しないものは理解が出来ない。その辺りが、アニメの限界の一つなのかもなーと思います。

読み:なし
買い:なし
途中:文庫『鏡像の敵』
月次読破:16冊(文庫8冊、コミックス8冊)
月次購入:11冊(文庫3冊、コミックス8冊)
通年度購入:80冊(文庫42冊、コミックス38冊)
通年度読破:85冊(文庫47冊、コミックス38冊)

それでは。

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