黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

げんぱつ

2007年07月22日 13時21分07秒 | Weblog
7月22日分。

 いやはや、あっちーですなー。普段なら、職場では冷房が寒いーとか言って長袖のワイシャツの上に長袖の作業着を羽織っているくらいの幽霊ですが。さすがに今日は休みだし外に出る訳じゃないし、あちぃのでほとんどまっぱで御座います。日が暮れてくると、少しは気温が下がってくるでしょうけれども。気温が高いということではなくて、とにかく湿度が高い。で、風がない。だもんで、ひたすら湿気が籠もってじめっと蒸し暑いという次第ですな。
 まあ、日本の梅雨時というのは基本的にこういうもんだし、しょうがないですな。扇子があればとりあえずはしのげる程度ですし。冷房をかければ快適なのは分かっているのですが、半分くらいは意地。後は、冷房の風は当たっていると妙に疲れるし、喘息が出やすくなるのでちょっと敬遠したいというのもありますが。体型の面からも、他の人に比べると冷気にやたら弱いので、夏場でも薄手の長袖が手放せないのですよねぇ……特に外出時は。

 休みだーってことでお昼のワイドショーなんぞ眺めてみるわけですが、新潟の方で原発に諸々あっただけに、その辺りの特集が多い感じ。関心事になるのは、確かにやむを得ないところではあるのだろうな、と。原発は、ただでさえ物騒だというイメージでとらえられているものですし、そこにきてあの地震で、かつ火災が発生したり、発表される数字がころころ変わったりしたわけですから……。そりゃあ不安にもなります。実際、私がこうやって他人事のように書けるのも、自分が新潟ではなく関東にいるから。ぶっちゃけ良いご身分です。
 ただ、この原発に関する特集を組み、問題だ問題だと言っている番組を撮影しているのは東京のスタジオだし、その番組を見ているのは関東の視聴者で。冷房の効いた快適な部屋でテレビをつけるための電力は、じゃあ一体どこから来ているのか。今はまだ真夏の盛りではないから良いにしても、関東に供給されている電力の三割程度は原発から来ている事実があります。原発と同程度の供給をまかなえるのは火力発電所くらいしかないし、その火力発電だけでは足りないから原発が突っ込まれている。水力発電も頑張っているけれど、あまり大きな量を供給できるわけではない。太陽光発電、地熱発電、波力発電、風力発電、その他も色々やってはいるものの、まだ電力供給の主力と出来る程度にはほど遠い。少なくとも現時点では、原発に頼らざるを得ないのでしょう。
 柏崎原発に関しては、直下に地震の原因となる活断層が存在しない、という前提に基づいて作られていたらしい。で、実際にはそれを知りつつ無視したのではないかという疑惑が出ているけれども、十分にあり得る話だろうな、とは思う。感覚的には、むしろ十中八九そうだろうなと見えるくらい。単に、他に原発の施設を作れそうな場所が無かったというだけだろう。当然、その分のお金は少しくらいは出ているんだろうけれども……。
 今回の地震においては、原発での想定以上の揺れを受けたことで、施設のあちこちに問題が出ているというのは間違いない。それでも、大々的な被害が出なかったということには、少しくらい感心しても良いと思う。対応のまずさやら、事前想定の甘さやら、諸々隠したり誤魔化したりしたのは宜しくないけれども。よくまあ、微量の漏れで済んだものだと正直思う。ワイドショーの方で、たまたま現地に行って、原発の周囲の地面がぼこっと陥没している映像も見た。あれだけの状態で主要な部分に大損害は無かったようだし、若干漏れたり火災はあったりしたものの、メルトダウンやら暴走やらにはいかなかった。フェールセーフはしっかり機能していたということだろう。問題なのは、そういったハード面ではなくて、それを扱っている人間の側だということ。
 さてはて、原発が何年かは機能させられないかもしれません、というような話も出てきているけれども。夏場の電力需要、どうするんだろう? 供給できない以上は、需要を落とすしかないのだけれども。一度慣れてしまった贅沢というのは、なかなかこれが減らせないもの。世の中便利にはなっているけれど、そういう便利さを支えている物の中に、原発もやっぱりかなり大きな存在感を持って含まれているということを忘れてはいかんのだよな、と。

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それでは。

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