運営委員Hです。
『雑食動物のジレンマ』(こちら)を
紹介したさいにも書いたことですが
トウモロコシなどの穀物が
家畜のエサとしてつかわれています。
世界で生産される穀物の3分の1
世界で生産される大豆の9割が
家畜のエサ用になっている
というのが現実です。
肉をどんどん食べるということは
エサにする穀物がどんどん必要になる
ということを意味します。
ポール・ロバーツの
『食の終焉』(ダイヤモンド社、2800円+税)
という本があります。
その第6章に書かれていること。
「最も優秀な集中家畜飼育施設でも、牛の体重を1ポンド(約0.45キロ)増やすために少なくても7ポンド(約3.18キロ)の飼料が必要とされ、その量は豚の約2倍、鶏の3倍以上に及ぶ。
さらに悪いことに牛は、そうした小型の家畜と比べ、食用にならない部分が多く、体重の60パーセントは骨と内臓と皮である。
だから牛の場合、飼料からの実質的な転換率はさらに低くなり、牛肉1ポンドをえるために20ポンド(約9.07キロ)の穀物が必要になる(鶏は4.5ポンド、豚は7.3ポンド)。
つまり、牛肉消費が1トン増えれば、世界の飼料需要が20トン増えることになる。
これは大変な話であり、アメリカ人が消費する穀物の90パーセントが肉や乳製品に形を変えて消費者の口に入っている理由はこれで説明できる」(360ページ)。
牛肉1キロをつくるのに必要なエサ用穀物が20キロ。
ものすごい浪費です。
しかも
トウモロコシなどをエサに育てられた牛の肉は
人間のからだに悪い飽和脂肪が
牧草で育った牛に比べて9倍です(こちら)。
穀物を浪費しながら
からだをコワしている人間…。
肉を食べるのはほどほどにしましょう。
『雑食動物のジレンマ』(こちら)を
紹介したさいにも書いたことですが
トウモロコシなどの穀物が
家畜のエサとしてつかわれています。
世界で生産される穀物の3分の1
世界で生産される大豆の9割が
家畜のエサ用になっている
というのが現実です。
肉をどんどん食べるということは
エサにする穀物がどんどん必要になる
ということを意味します。
ポール・ロバーツの
『食の終焉』(ダイヤモンド社、2800円+税)
という本があります。
その第6章に書かれていること。
「最も優秀な集中家畜飼育施設でも、牛の体重を1ポンド(約0.45キロ)増やすために少なくても7ポンド(約3.18キロ)の飼料が必要とされ、その量は豚の約2倍、鶏の3倍以上に及ぶ。
さらに悪いことに牛は、そうした小型の家畜と比べ、食用にならない部分が多く、体重の60パーセントは骨と内臓と皮である。
だから牛の場合、飼料からの実質的な転換率はさらに低くなり、牛肉1ポンドをえるために20ポンド(約9.07キロ)の穀物が必要になる(鶏は4.5ポンド、豚は7.3ポンド)。
つまり、牛肉消費が1トン増えれば、世界の飼料需要が20トン増えることになる。
これは大変な話であり、アメリカ人が消費する穀物の90パーセントが肉や乳製品に形を変えて消費者の口に入っている理由はこれで説明できる」(360ページ)。
牛肉1キロをつくるのに必要なエサ用穀物が20キロ。
ものすごい浪費です。
しかも
トウモロコシなどをエサに育てられた牛の肉は
人間のからだに悪い飽和脂肪が
牧草で育った牛に比べて9倍です(こちら)。
穀物を浪費しながら
からだをコワしている人間…。
肉を食べるのはほどほどにしましょう。