あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

街の中の派手なお宮

2021-12-15 23:34:01 | 神社 仏閣
 冬が近づいて、どうも山歩きが寂しくなりました。 そこで、松山市へ出かける水曜日は、市内の公園などを歩くことにしました。どうせ歩くなら、坂道や階段のある場所へ行きたい。そこで目をつけたのがー
 
 道後にある伊佐爾波神社
 
 
 山の中の極楽寺と同様、下から見上げるとうんざりするような急な石段です。さすがに330段もはなく、135段でした。
 
 
 別の日に道後公園の展望台から写した写真
 


 まん中の赤いホテル(にぎたつ会館)の上に屋根が小さく見えています。山の中腹といっていいほど高い場所にあります。にぎたつ会館にはよく会合で行きましたので、伊佐爾波神社の階段はよく知っていました。
 
 階段の上から見下ろすと、ホテルの建ち並ぶ道後の街並み。道が真っ直ぐ延びています。町をぶらぶらしていたら否が応でもこの石段が目につくようになっています。
 
 狭い道をふさいでいるのは道路を補修している工事の資材などでした。あの工事をしているところがなかなかおもしろくてじっと見ていたい気持ちがありましたが、わたしが立ち止まると完全に道をふさいでしまうので断念しました。残念。
 
 正面に小さく松山城が見えるのが分かるでしょうか。
 
 


 
 
 上に着いて、その派手さにびっくり
 
  朱塗りのお宮をわたしはあまり見たことがありません。ここは、全国でも3つしかない八幡作りの神社だそうです。
 門をくぐると小さな社が集まっていて
 
 まわりは回廊になっていました。
 
 回廊には古い絵馬が残されていました。
 
 1727年(享保12年) 1788年(天明8年)1850年(嘉永3年)と、同じ絵馬が3回奉納されているそうです。
 
 
 
 こちらは新しくて昭和九年
 
 ほかに文政12年(1829)というのもありました。わたしは何の予備知識もなく、階段に引かれて行ったのですが,かなり由緒ある神社だったのです。
 
 規模は小さいですが、屋根は檜皮葺、美しいカーブを描いていました。
 
 
 社を三つ連ねているのが八幡造りというらしいです。
 
 
 そこかしこに極彩色の絵や彫刻
 
 ぐるっとひとまわりして、外をまたぐるっと回ってみました。 すると裏には駐車場がありました。やっぱりーいまどき、必ず車で来られるようになっていますよね。
 
 そして駐車場の登り口と反対の方向に、下へ下りる道がありました。 森の中を抜けて道なりに歩いて行くと
 
 
 お寺がありました。

 
 

 またまた由緒あるお寺に出てきました。宝厳寺・・・・一遍上人の生誕の地とされています。ここも観光スポットではありますが、人は誰もおらず静まりかえっていました。
 
 この界隈についてはまたの機会に紹介したいと思います。今度はもう少し下調べをしてから行くことにします。高校にまでさかのぼると50年以上松山の町に通っているのに、道後のこともあまり知らないのです。







 
 
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山の中の派手なお寺

2021-12-13 23:45:10 | 神社 仏閣
 先日の、石鎚ふれあいの里に行く途中に通り過ぎたど派手なお寺。
 
 
 帰りに寄ってみました。
 駐車場の看板も、ばかでかい上に赤い字がえらく目立っています。何じゃこのお寺は?
 
 
 そして神仏和合霊場とは?
 実のところ、わたしはお手洗いを借りたかったのです。
上の建物の写真、右下角が小さな三角形になっていますが、これがまっすぐ伸びる急階段で、登り切ったところに何があるかも見えないほどの高さ。うわあ、ここを登らないと行けないのかとげんなりしましたが、幸い左手の方にトイレの矢印があったので短い石段を上がってみると 

 
 ここが本堂のようでした。看板には「石鎚山真言宗 総本山 極楽寺」とありました。
 天狗の像が三つも

 
 こんなところが、今まで見てきたお寺とちがう・・・
 とりあえず簡単に手を合わせ、トイレを探してうろうろ。なにか建物がいろいろあってよく分かりません。よし、後でゆっくり探検しよう。
 どうも、この派手な手すりの建物は宿泊研修施設のようでした。その一部にトイレがあって、そのトイレというのが
 
 扉にトイレの神様が
 


 
 
 大理石でできためちゃめちゃきれいなトイレ。おしゃれな都会のデパートに来たみたいな・・・・蛇口の根本までなにもかもぴかぴかに磨き上げられて、床も寝転んでも平気なくらい光っていました(もちろん大理石)
 
 またまた「何じゃ?このお寺は。」 お寺のトイレはきれいに決まっています。心を込めて掃除されていますので。でも、山の中のトイレは水も不自由だし、設備的には制約もあって、古い造りのトイレだったりするのです。(前に行った岩屋寺のトイレはおがくずを使ったバイオトイレ)
 
 再び本堂の前を通りすぎて(結局3回通った)、山に向かうことにしました。
 
 
 滝行をする場所だそうです。激しい滝行のイメージとはちがって、わりと低い位置から水が流れ落ちていました。
 
 雰囲気は、神秘的。
 
 
 その横から山へ向かう石段

 
 何かを祀っている建物ではないようです。
 後で分かったのですがここは修行道場で、 清龍堂といいます。


 
 道に従っていくと石仏と幟。 これが13仏参りの道でした。

 
 右に移っているおへそのついた貯水タンクみたいなの。こんなのがたくさん並んでいるのですが、使途不明。
 
 枯れたキノコの残骸です。なんのキノコか見たかった。
 
 
 どこかで見たことがあるような? いったい誰の像? 
 
 
 次々と石仏に手を合わせて上っていくと、
 意外なことに、ずいぶん開けた場所にもう一つお寺があるところにきました。


 
  
 何でもかんでもお祀りしているような・・・神仏和合ってこういうこと? 地図で確認したところ、左の建物が、石鎚山総鎮守八大龍王社となっていました。
 
 弁天様 お稲荷さんまで。
 
 正面には山門があって、ここから本堂を写したのですが、全体は入りません。これ以上下がれないのでー
 
 

 なぜなら山門の敷居をまたぐとそこは急な石段。怖くて、この石段に背を向けて写真を撮る気にはなりませんでした。
 屋根の反りが美しく、静謐な雰囲気でした。
 しかし、これが本堂?山門もあるし確かに本堂だろうと思います。では下の天狗様を飾ってあったところは?
下りてから地図で確認したところ、てんぐのあったところは、「蔵王殿」だそうです。
 
 ?がいっぱいのお寺でした。
 正直なところ、このお寺の歴史については正確に語る自信がありません。元のお寺の開祖は役行者で1300年の歴史があります。宗派で言うと真言宗の一派のようです。
 
 さあ、下ります。
  
 
 この石段、手すりがあるので分かりますが、続きに、上からは隠れて見えないほど急な石段があるのです。

 下りると車が通れるほどの広い車道。なんだ、車でも来られるんだ。駐車場もありました。車道を少し行くと神社の鳥居も見えましたが、あそこまで行くのはまたの機会に。一人で行くのは寂しすぎました。

 
 車道から下におります。下の駐車場から見えた、まっすぐに上る階段はここまで続いていたのです。先が見えないほど長い石段。いや、怖いこと怖いこと。右手で手すりを持って踏みしめるように下りましたが、時には横向きになって両手で手すりをつかむときもありました。

 
 階段が怖いのは、自分の脚力やバランス力に自信のない証拠。ここからさっき来た13仏巡りの道に戻ることもできたけど、結局この階段を下りました。



 やれやれ、
 
 改めて駐車場の地図を見てみました。
 
 
 上の車道はずっと歓喜庵のところまで続き、そこからさらに山へ入って横峰寺へいけるようでした。今まで点でしか理解してなかったこの辺りのいろいろな施設が、ようやくつながりました。
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山がサラダみたいね

2021-12-12 20:27:27 | 植物
 「山がサラダみたいね。」
 ヨウコが言いました。
 
 


 
 なるほど・・・
 緑がブロッコリーで、赤や黄色はミニトマトか、パプリカかな? 黄緑はレタスね。
 
 先週の水曜日、 
 桜三里の山々もまだまだきれいだなあと思って見たのですが、







 
 昔の記事を読み返してみたら、12月中旬の桜三里は、もっときれいな色をしていたのです。やはり今年は、紅葉も早かった分枯れ葉になるのがちょっと早い感じがします。
 
 
  平地にはこんな、寒々とした風景が広がっています。
 
 
 
 もう、冬至が近いんですものね。なのでこれが今年最後の紅葉の記事になると思います。 
 
 ブルーベリーの紅葉



 
 クサイチゴの葉です。
 



 
 
 むかし、このあたりにヌルデのきれいな葉があったんだけどな。きれいに耕されて見つかりませんでした。

 アカメガシワ
 散歩の時に写しましたので、色が悪いですが、もっときれいな黄色です。
 
 
 
 イチジクはもうすぐ葉を落としそうです。
 
 収穫しやすいようにとても低く仕立てられていて、なんだか横のパイプにはり付けになっているみたいなんです。ここまで徹底して樹形を整えているのを見るのは・・・・ちょっといやかも

 
 柿の木は
 愛宕柿は紅葉しないで葉を落とします。これはかなり前に撮った、たぶん「横乃柿」の木。でもここまで色鮮やかな木はこれ1本で、今年ほかの木はあまり鮮やかな紅葉が見られませんでした。
 
 
 アメリカフウに遅れて赤くなるこの木。 去年、不思議だなあと思っていたのですが、
 
 
 今年は葉っぱの形もよ~く見ました。 アメリカフウとはちがいました。
 タイワンフウでしたね。

 
 初冬の頃に真っ赤にいろづくのです。 



 
 そして、タイワンフウに負けないくらい赤い空

 
 木のシルエットがおもしろいでしょ? これはタラの木なんですよ。



 
 


 
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水色に染める

2021-12-11 10:15:00 | くらし

 黒瀬ダムよりまだ奥に大保木という小さな集落があって、そこに廃校を利用した「西条市石鎚ふれあいの里」という、施設があります。宿泊棟6棟を備え、バーベキューや種々のイベントを行っていますが、その一つに草木染めがあります。月に一回、その当たりで採れる植物を使って染めるという教室です。

 12月のテーマは「水色に染める」

 わたしはぴんときました。水色に染めることのできる植物と言えば?

 クサギの実!

 今年集め損なったあの実。

 それで、お友だちを誘って参加したというわけです。

 例によって、現地集合です。歳をとってからはなるべく乗りあわせはしたくありません。

ふれあいの里のメタセコイア




 行ってみると、飛び入りはわたしたち二人だけで、後は皆さん毎月通われている常連さんでした。 募集は1日6人、月~金の5日間。けれどベテラングループの皆さんは午後別に活動すると言うことで、今回体験するのは40人ということでした。まさかこんなに人気があるとは。

 初めてのわたしたちのために講師の先生が改めて自己紹介をしてくださり、クサギの実を煮出しながらパイオニアプランツのお話もしてくださったというわけです。

 一人分の実。

 作業は、一人一人別々に行います。




これを40人分も集めたの~ ベテランさんたちは自分たちで集めてきたそうですから、もしかしたら30人分くらいかも。それにしてもすごい量です。わたしは自分の実集めを思いだしました。実際、山だからいくらでもあるかというと、そういうわけにはいかず、中には山の持ち主さんの許可を得ないと取れないものもあるのだとか。自分もクサギ集めに失敗した身なので、ご苦労がよく分かりました。

 さて、クサギの場合は鍋で煮だして実を漉して染液を作ります。色が出なくなるまで何回も煮出します。

 実が揺らぐくらいの水を入れて。



 一番煎液


 3回目?


実はこして何回も使います。




 しまいには実をつぶしてさらに色を出します。







 結局、つぶしてからでも3回、染液を採りました。まさに搾取。クサギが気の毒になるくらい色を搾り取りましたよ。

 色のついた水をすべて一緒にします。

 シルクのスカーフの縦半分を折りたたみながらつまんでいき、輪ゴムで縛ります。



箸で広げながら。



最後に水洗い。



 染液を沸かしながら下半分だけ染めます。なぜかというと、実が足りないからだそうです。全体をブルーに染めるにはもっとたくさんの実が入るそうです。だいたい染める布の重量の3倍がめやすだそうです。

 クサギの場合、実が多くても布の染料を染みこませる容量が限られているらしく色が濃くなると言うことはないのだそうです。いったん乾かしてもう一度染めてもきれいにはならないそうです。


 残った液を片付けるとき、みんなで持ち寄ってくらべてみたら、少しずつ色がちがっていました。

 染める材料の生育状態とか、その日の気候とか、煮出す温度によってもちがうそうで、極端な例では市販の染料でもロットによって微妙にちがうんだとか。

 

 軽く搾って持って帰りました。

 言われたとおり、バスタオルに挟んで(わたしは革を乾かすために子供用のタオルケットを使っています)室内に干しました。

絞ったのをふたつおり



乾いたもの



 クサギは防染をしないので、ことのほか色が飛びやすく、蛍光灯でさえ退色が進むのだとか。使わないときには光が当たらないようにしまう、とか、色あせてきたら今度は上から黄色で染めるかするとまたちがった味わいになるとか、いろいろ教えていただきました。

すてき。いつ使おうかな?



 

 取り敢えずわたしは不織布の袋に入れ、防虫剤を入れて(シルクは虫に食われるので)大事にタンスにしまいました。 染めたこと、忘れないようにしなくては。

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黒瀬ダム

2021-12-10 20:36:09 | お出かけ
  永納山に上って2日後、今度は黒瀬ダムに行きました。といっても、ここは本当の目的地ではなく、帰りにちょっと道から眺めただけ。
 
 というのも、行った先で興味深いお話を聞いたので、しみじみと山を眺めたのです。
 
 これはダム湖の上流の方
 


 
 電線が邪魔。だけど、この奥にもしっかりと人の営みがあるということですね。
 黒瀬ダムは、石鎚ロープウェイ乗り場に行く途中にあります。

 
 今まで、自分で運転して来たことがなかったので、ダムは助手席から眺めるだけでした。だけど単独行動のこの日は、気ままに車を停めて,好きなだけ景色を眺めることができました。

 
 で、興味深い話というのは、「クサギがパイオニはプランツということ。パイオニアプランツというのは、伐採や土砂崩れなどで裸地になった場所に最初に生える草木のこと。乾燥に強く、低養分でも成長が早く、木陰をつくり葉を落として土地を肥やし、他の植物の生育を助ける。しかし、後から生えた落葉広葉樹の日陰になってやがては消滅する。その後に常緑広葉樹が育ってきて、秋には緑と赤や黄色の木々が入り交じるようになる。この近くの山にそれが見られるので、帰りには是非見てください。」そういうお話でした。
 
 なるほどーいままで秋に緑の木というのは植樹された杉や檜ばかりと思っていましたが、たしかにこんもりと茂る樫や椎の木が見られます。



 
 寒い地方では、エノキやケヤキなど、色鮮やかに黄葉するのでしょうが、このくすんだ色合いが、普段から見慣れた風景です。
 



 
ダム湖に沿って道を下り
 

 
 
 ダムの放流口の上から、上流の方を眺めました。山と水のある風景っていいですね。シンと静まりかえって、鳥の声だけが聞こえました。
 
 
 
 声の主はダム湖に浮かぶ冬鳥たち。
 何に驚いたのか、一斉に飛び立ちました。

 
 
 これなんかは比較的大きく撮れていますが、何の鳥でしょう。頭も白い、羽も白い。カルガモがわりと白っぽかったかな? けど、スマホではせいぜいここまで。
 カメラだともう少し大きく写せるのです。
 
 
 悔しいなあ、朝出かけるときには、カメラも持ってこようと充電までしていたのに。
 
 忘れてきました
 
 
 真っ黒なのはオオバンか?

 
 もっと近くに来てくれたらいいのに。遠ざかっていくばかりです。
 あきらめて帰ることにしました。
 
 ダムの上から、道路を見ると
 



 橋桁に絡みついたツタがきれいでした。


 さて、わたしの本当の目的は黒瀬ダムではなくて・・・・続く
 
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永納山史跡ハイキング

2021-12-09 13:04:00 | お出かけ

 永納山ー愛媛県唯一の古代山城跡で、国の史跡に指定されています。未だに発掘と整備が行われています。7世紀、日本が百済を応援するために朝鮮半島に出兵、「白村江の戦い」で敗れてから、瀬戸内海の防衛のために作られた城の一つです。

 天気のいい日曜日、15年ぶりくらいにこの山に登ることにしました。標高132メートル、山とも言えない高さ。どちらかといえば丘かしら。しかも、ハイキングではなくウォーキングコースですって。

 

 登り口には、滑って危ないので杖を使ってくださいとの表示。

 この山は道を挟んで世田山に向かい合っています。 世田山がそうであったように、このあたりの山は花崗岩でできており、粗い砂粒が靴の下でローラースケートのようにすべりやすくなっているのです。わたしは、常にストックは用意しています。

 以下、時間経過に従って写真を載せます。実を言えば、この地図上のどこで写真を撮ったのか、さっぱりわからないのです。南部頂上? 頂上らしいところってあったっけ? というぐあいです。ちょっと急な坂があったかと思えば、尾根伝いのようななだらかな道があり。下ったかと思えばまた上り・・・頂上が四つも!

 上り始めはこんな道

木々の中を上ります。これだけ見るとすっかり冬の山ですが

いきなり視界が開けました。おおざっぱにいうと方角は西です。まだ冬山ではありません。

 左に、世田薬師の建物が見えました。 ハゼの紅葉がすばらしくきれいでした。 そしてため池。世田山のふもとってこんな土地だったんだねえ。里山の美しさに改めて感動しました。

 そこを抜けると

 残された遺構を再現するとこんな感じになるということでしょうか。本物の土塁ではありません。15年前に上ったときはまだ道も整備されておらず、こちら側からは上れませんでした。 北側の国道196号線から登り始めて、一番高い132メートル地点まで行くことができました。頂上付近にわずか1,2メートルほど、本物の土塁があっただけです。

 ええと

 右端の一番高いところが永納山の頂上かもしれません。

そして、矢印に従って数十歩おりると

 

 厳密に言うと西条市一円ではなく、旧周桑郡と東予市ということになります。これが山の南側。

 そしてこれが三つ目の山頂からの眺めだと思うのですが(?)

 下り道が見えました。

あたりは落葉広葉樹が色づいて、ハゼが鮮やかに赤くなって、まだまだ晩秋の風景でした。

山の間から海が見えます。





あの岩山は何だろう。





道はまた木々の間に入りました。





そして、また海。山の北側、瀬戸内海国民休暇村の方です。





山のすぐ下、河原津漁港あたり





こんな工事カ所がいくつもありました。





反対側をむくと


先ほどの周桑平野と







遠くに石鎚山

仏様が寝ているように見えませんか?

道を下ります。いったいどこまで続くのやら。







ここには展望台ができるのでしょう。まだ入ることはできませんでした。





道に沿ってモノレール。どこからか木を切る音も聞こえてきました。





ここまで来ると海は今治方面から西条沖まで見えるようになりました。瀬戸内海防衛の要だったというのも納得です。

ここが頂上?





←が。もっと行けと言ってます。

振り返ってみれば、登ってきた道がずいぶん遠くに





そして、

着きました。ちゃんと三角点がありました。









写真を撮りながらゆっくりゆっくり歩いて50分。

ここから国道側に下りられるのですが,それはまたの機会にして、同じ道を引き返しました。

 楽しかった~ このあたりでは景色の美しさで言えば一番でした。後日友人に聞いたところでは、国民宿舎から永納山頂上まで歩いたことがあるんですって。そして、山にはもっと木がいっぱいあったんだそうです。そのうち遊歩道がきれいに整備されれば、休暇村で過ごす人たちのアクティビティの一つになるかもしれません。

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国道沿いの紅葉風景

2021-12-07 23:38:38 | お出かけ
 すでに紅葉の季節は終わったけれど、せっかく撮りためた写真なので、しつこくアップします。
 
 松山市からの帰り道。時々寄り道、回り道をしながら見つけた景色を、道順を追って。
 
 いつも休憩に立ち寄る東温市の運動公園で
 
 
 東温市旧重信町の水天宮。ここにはイチョウの木がたくさんあります。残念ながら散っている木もありました。
 
 
 アメリカフウの街路樹が紅葉する頃にはそれを見るのもドライブの楽しみなのですが、夏、アメリカシロヒトリに喰われた葉っぱはそのままでした。いつもほどきれいな景色は見られず残念でしたが、視点を変えて見てみるとまたちがった魅力がありました。
 国道からそれて表川の土手から見てみました。
 
 
 近くで見れば、なんだか十分に赤くならないうちに散り始めているようで、物足りない景色でした。
 
 
 ちょうど勤労感謝の日あたりが紅葉の見頃になる桜三里ですが、今年はその週、松山市へ行かなかったのです。一週間遅れで見た桜三里はすでに見頃を過ぎていました。残念。ふと思いついて、鞍瀬渓谷を走ってみることにしました。
 
 国道から入ってすぐのところに
 
 
 少し入ると廃校になった鞍瀬小学校跡に大きなモミジの木があって、ちょうどいい時期に行くととてもきれいなのですが、残念、少し遅かったです。さらに奥へ行くと1番の景観スポットがあります。上の写真のような真っ赤なモミジが見られるところなんですが。
 ここでも終盤を迎えていました。

 
 庭園の計算された景色はもちろんきれいですが、自然のままの力強さ、美しさにはかなわないと思います。
 


 
 というわけで、桜三里の紅葉は終わってしまいましたが、南国の紅葉はだらだらとしぶとく続いています。紅葉の景色、まだまだ続きます。
 
 
 
 
 






 
 
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山道を歩けば

2021-12-05 23:57:09 | 植物
 西山興隆寺、本谷温泉公園・・・本道を外れて山道を歩けば、いろいろと発見がありました。
 
 倒木、枯れ木には必ずきのこ。サルノコシカケの仲間かもしれませんが、色も様々
 


 
 すごいです。鳥肌がたちます。




 
 赤い実
 何の実かわかりませんけど。
 
 冬イチゴの葉の陰で、ヤブコウジかな?
 

 ビナンカズラ

 
 ヒヨドリジョウゴ? いや、マルバノホロシ?



 
 これは多分ハナミョウガ



 白い実
 シロシキブに似ていますが、実がかたまってついています。イズセンリョウ?
 

 
  緑の実 針葉樹だということは分かるけど? ははは あまりにも大雑把な分類ですね。
  
 
 青い実
 ヤブミョウガ? アブラムシにやられて葉が黒くなっています。
 
 
 花がほとんどない山道で、じみ~な花が咲いているのを見つけました。
 娘曰く、「虫眼鏡で見んとわからんような花」ばかりに興味を持つお友だちがいるんだそうです。

 
 そのお友だちに教えてもらいました。シュウブンソウだそうです。


 咲いていたのはこれだけで、ほかのは枯れかかっていました。シュウブンソウというからには、秋分の頃に咲くんでしょうね。冬の初めまで咲いているのが珍しいのかもしれません。



 そこで、9月に桜三里で写した写真の中に、似たような花があったことを思い出しました。
 ぼけているけど、名前の分からなかった花
 
 
 やっぱりシュウブンソウのようです。(ほぼ真横に伸びている花)
 
 
 ここにはもう一種類花が写っています。(左から斜めにのびている)たまたま、他の方のブログで似た花を見つけたのですが、これはミズタマソウなんでしょうか。
 
 それからこの草。
 


 もう、しっかり名前を覚えました。アカネですね。初めてアカネと知ったときはすごい貴重な植物だと思ったのですが、どこの山道を歩いても生えていました。
 木の陰になっている山道には、案外同じような植物がはえていることがわかりました。だけど、日の当たる平地では見られない植物です。だから山道って楽しいんですよ。






 
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一年に一度は食べたい炊き込みご飯

2021-12-04 23:52:18 | 野菜・果物・料理など
 季節の炊き込みご飯。今は炊き込みご飯の素なんぞがあって、季節を問わず食べられますが、その時期にしか味わえない生の素材を調理して食べる炊き込みご飯は格別ですね。というか、わたしは頑固に旬の炊き込みご飯にこだわっています。
 
 秋の炊き込みご飯といえばー
 くりごはん。残念ながら写真なし。 まだ栗が出始めの頃、ご丁寧に皮を剥いたのを頂いて作りました。いつも山に住んでいる人からたくさんの栗を頂くものですから、そのうち何回も炊ける、と思っていたのに栗は到来せず・・・・今、山ではサルに農作物を食べられて、何一つ収穫できないんだそうです。
 
 孫たちが掘ってきたサツマイモで、芋ご飯
 崩れやすいので皮付きのまま炊きますが、やっぱり崩れてしまいました。掘ってから時間をおいたサツマイモは、甘みが増しておいしかったです。
 
 
 それから、まつたけごはん
 数年前に地元産の松茸を使った土瓶蒸しを食べましたが,そんなごちそうはあれが最後かも。うちで使う松茸は
 
 
 カナダ産の白松茸。 中国産より安いです。けど匂いが・・・・
 パックから出しても匂わず、手で裂いても匂わず
 
 
 うちでは,昔から椎茸でかさ増しするのは当たり前のこと。今回は、さらにシメジを加えて、松山揚げもいれて、マツタケご飯キノコご飯を炊きました。 先にだし汁をとって醤油とみりんで。

 
 炊きあがったとき、ほんのちょっとマツタケの匂いがしました。
 食べるとき、マツタケ入りというだけで盛り上がった食卓。 マツタケを探してわいわいと賑やかに食べるのが常でした。こう匂わなくては探す意味もない?

 
 
 娘たちの家にお裾分け。おいしかったとは言ってくれましたが、孫たちはマツタケのマの字も分からないと思います。
 
 あと、これはさすがに「素」としては売られてないと思います。
 ムカゴご飯。 味付けは塩と酒のみ。素朴な味です。 

 
 銀杏ご飯。これは皮を剥くのが大変です。

 
 固い皮は、銀杏剝きを使うのでさほど苦にはなりません。問題はそのしたの薄皮。

 
 これがなかなか剥けなくて
 しばらく水につけておくと剥けやすいというのをネットで読んでやってみましたが、


 
 ぜ~んぜん
 ほんのちょっとでも爪が入る隙間ができたら、するっと剥けるのだけど・・・・ ふと思いついて軽く茹でてみました。



 やったあ。ひとりでに剥けてしまったのもあり、皮にひびが入って剥けかけになったのもあり。箸でぐるぐるとかき混ぜてできるだけ皮を実から離し、残ったのはひとつひとつ丁寧に手で剝きました。つるつるの実が出て来るのがなんだかうれしくて、最後まで剝ききりました。時間さえあれば。

 味付けはやはり塩と酒。ちょっと癖のある具材は、シンプルが1番だと思います。
 
 
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11月の花

2021-12-03 21:41:22 | 植物
 12月です。家にも町にも野原にも花が少なくなってきました。こうして一月ごとに花の話題をまとめるのも最後かもしれません。
 
 冬の初めから咲きだす山茶花。
 家の山茶花は2色しかありません。ピンクと白。
 そのピンクですがー
 もともとはこの色だけだったと思うのです。
 
 
 わりと単純な色で、おもしろくないのだけど、山茶花はいっぱい花をつけるので、冬の庭には賑やかでいいです。

 
 後から植えたのが、少し色の薄いピンク。



 
 
 と、さらに白っぽくなった色の花が咲く木。

 
 
 こんな花、いつから咲きだしたんだろう。どうも記憶が曖昧です。古いブログを探してみたら、何のことはない、二人の娘が14歳の時、少年式の記念にもらってきたものでした。

 
 よく見たら、花びらがハート型に切れ込んでいるんですよね。
 それでピンクの山茶花は3本のはずですが、5本もあるんです。いや、最近になって小さな木に花が咲きだしましたので6本。 どうもあちこちで勝手に生えているのが、全部山茶花かもしれません。
 
 狭い場所にくっつき合って生えています。よく見ると、濃いピンクの中に、白っぽい、先だけがピンクの花があって、これは突然変異で変わった花が咲き始めたのか、と喜んでいました。喜んだ割には写真撮るの忘れてたけど。
 今日、しみじみと見てみたら、枝が混ざり合っていろいろ咲いているように見えただけでした。残念。ぬか喜びでしたね。
 白い花はピンクとは別の場所に植えてあります。





 山茶花とともに忘れてならない皇帝ダリア。植え始めた頃は珍しくて、道行く人々の注目の的でしたが
 
 
 今では少々もてあまし気味
 支柱も立てないので寝転がって咲いています。



 
 ほったらかしにしていてもどんどん増えてきます。今年の冬は、別のところに引っ越しさせるつもりです。
 
 こちらは他所のお花
 
 今年は金木犀が咲くのが遅かったため、いっとき金銀花が競演している時期がありました。
 銀木犀。見事な木でした。

 
 通りがかったときはもう花が終盤に。

 
 金木犀ほどではありませんが辺りに芳香がただよって・・・・


 
 わたし、金木犀より好きかも。
 あー 今見たら、一部の葉にギザギザが?これはヒイラギモクセイだったのかも。
 
 さいごに、荒れ地の花を。
 


 
 夏に一生懸命草刈りした場所ですが、ふと気がつけば丈の低いコセンダングサがいっぱい。もう一度刈っておかなければ種をつけてしまうーと草刈り機を持っていったのですが
 
 この辺りではすでになくなったと思っていたコシロノセンダングサ。
                    

 
 知らなかった~ こんなところに生き残っていたとは。わたしが知っていたところのコシロノセンダングサは、丁寧な草刈りを繰り返されて、遂に姿を消しました。



 種がいまいましい草ではありますが、このあたりでは希少な、花びらのついたコセンダングサ。 残すべきか・・・・ 
 少し刈ってしばらく雨だったり用事があったりして続きができませんでした。そしてコシロノセンダングサはすっかり種になり、あえて草刈りをする必要もなくなりました。なので、来年もひっそりと咲き誇ると思います。
 
 いよいよ冬らしい景色になってきました。
 
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