冬が近づいて、どうも山歩きが寂しくなりました。 そこで、松山市へ出かける水曜日は、市内の公園などを歩くことにしました。どうせ歩くなら、坂道や階段のある場所へ行きたい。そこで目をつけたのがー
道後にある伊佐爾波神社
山の中の極楽寺と同様、下から見上げるとうんざりするような急な石段です。さすがに330段もはなく、135段でした。
別の日に道後公園の展望台から写した写真
まん中の赤いホテル(にぎたつ会館)の上に屋根が小さく見えています。山の中腹といっていいほど高い場所にあります。にぎたつ会館にはよく会合で行きましたので、伊佐爾波神社の階段はよく知っていました。
階段の上から見下ろすと、ホテルの建ち並ぶ道後の街並み。道が真っ直ぐ延びています。町をぶらぶらしていたら否が応でもこの石段が目につくようになっています。
狭い道をふさいでいるのは道路を補修している工事の資材などでした。あの工事をしているところがなかなかおもしろくてじっと見ていたい気持ちがありましたが、わたしが立ち止まると完全に道をふさいでしまうので断念しました。残念。
正面に小さく松山城が見えるのが分かるでしょうか。
上に着いて、その派手さにびっくり
朱塗りのお宮をわたしはあまり見たことがありません。ここは、全国でも3つしかない八幡作りの神社だそうです。
門をくぐると小さな社が集まっていて
まわりは回廊になっていました。
回廊には古い絵馬が残されていました。
1727年(享保12年) 1788年(天明8年)1850年(嘉永3年)と、同じ絵馬が3回奉納されているそうです。
こちらは新しくて昭和九年
ほかに文政12年(1829)というのもありました。わたしは何の予備知識もなく、階段に引かれて行ったのですが,かなり由緒ある神社だったのです。
規模は小さいですが、屋根は檜皮葺、美しいカーブを描いていました。
社を三つ連ねているのが八幡造りというらしいです。
そこかしこに極彩色の絵や彫刻
ぐるっとひとまわりして、外をまたぐるっと回ってみました。 すると裏には駐車場がありました。やっぱりーいまどき、必ず車で来られるようになっていますよね。
そして駐車場の登り口と反対の方向に、下へ下りる道がありました。 森の中を抜けて道なりに歩いて行くと
お寺がありました。
またまた由緒あるお寺に出てきました。宝厳寺・・・・一遍上人の生誕の地とされています。ここも観光スポットではありますが、人は誰もおらず静まりかえっていました。