結局、土居真珠さんに昼過ぎまで滞在しました。これからの予定はー
1 宇和島の鯛飯を食べること
2 宇和島城に行くこと
3 天赦園に行くこと
4 きさいや広場に行くこと、そしてお土産とロイズのソフトクリームを食べること
半日でこれだけ。予定と言うよりノルマに近い・・・・
お昼には「穂積」で宇和島鯛飯を食べました。
高野長英居住跡の隣にあるこのお店、以前に来たともここで食べた記憶があります。
愛媛には2種類の鯛飯があって、宇和島鯛飯は漬け汁につけ込んだ鯛の刺身をご飯にのせ、,出汁と生卵をかけて食べるもの。 瀬戸内海側の中予、東予で食べる鯛飯は、ご飯に鯛を炊き込んだものです。どちらもおいしいです。
宇和島は小さな城下町です。お城はすぐに見つかりました。けど入り口が分かりません。お城のまわりの道をぐるぐると走ってやっとそれらしきものを見つけました。
あとで地図で確認したところ、桑折氏武家屋敷門でした。反対側にも門があったようです。
門をくぐるとすぐ石垣と石段が続いていました。
石段を登ったところから道は二つに分かれていて、左へ行くと天守への近道だけど急な坂道、右へ行くと緩やかだけど遠い道。どちらを行く? しばし考えた末に、緩やかな道を登って急な道から帰ろうということになりました。その選択、よかったのでしょうか。
なぞの綿毛を見つけたのはこのあたり。
大きな木々の茂る明るい森の中を緩やかな坂道が続いていました。
開けた場所に出たり細い道に入ったり
児童公園横を通って・・・孫たちはブランコで遊びたかったけど、この寒いのにとんでもない。なんとかあきらめさせました。
けど、これを見たら遊ばずには入られません。まだ残っていた雪。
あの辺りが天守かな? 石積みの印象が、松山城よりワイルドでしたね。素朴な感じです。
けれど見た目よりとおかったです。まだまだ山道。鉄製のはしごはのぼりません。奥へ続く道を行きます。
郷土館の前を通って、また階段。
まだまだ階段。城壁が正面に立ちはだかっていました。
そしてやっと天守閣が見えてきました。
そこへ行くためにまたまた階段
天守の入り口にも数段階段
たくさん階段を上ったこと。山の上にあるのですから当然ではありますが、松山城のようにロープウェイもリフトもありませんから、自力で上るしかないです。ただ、階段は緩やかで、数十段ずつのジグザグになっていますからさほどしんどくはなかったです。
宇和島城の天守は日本に残る13天守の一つです。他にあったであろう二ノ丸や三の丸の建物はありません。天守だけがぽつんと残っていました。
せっかくですから中も見学しました。こういうところ、足が冷たいので本当は好きじゃないんだけど。スリッパは危ないので履きたくありません。なぜなら
傾斜が70度はあろうかと思われる急階段。しかも一段が高くて、ケイタの短い足ではボルタリングをしている感覚ではなかったかしら。
1階展示。宇和島藩は仙台の伊達家とゆかりがあります。
2階展示。愛媛県出身の墨絵アーティスト 茂本ヒデキチさんの墨絵
三階からの眺め
宇和島の町が一望に見渡せました。
海と山とに囲まれたこぢんまりとした町でした。
ここまでがんばって上ってきたヨウコとケイタですが、さすがに下りるのが怖くて泣き出してしまいました。それほど階段は急だったのです。階段の上と下とに大人が待機、残る大人がそばに寄り添って、励まし励まし、足の置き方まで指示しながらやっと下りてきました。
そして山を下りるのも急な道を選んだものですから、気の抜けない下山となりました。
どこの城でも井戸は大事。
やれやれ、みんな無事に下りてきました。子どもは坂道を走るのが好きですから、心配しました。