永納山に上って2日後、今度は黒瀬ダムに行きました。といっても、ここは本当の目的地ではなく、帰りにちょっと道から眺めただけ。
というのも、行った先で興味深いお話を聞いたので、しみじみと山を眺めたのです。
これはダム湖の上流の方
電線が邪魔。だけど、この奥にもしっかりと人の営みがあるということですね。
黒瀬ダムは、石鎚ロープウェイ乗り場に行く途中にあります。
今まで、自分で運転して来たことがなかったので、ダムは助手席から眺めるだけでした。だけど単独行動のこの日は、気ままに車を停めて,好きなだけ景色を眺めることができました。
で、興味深い話というのは、「クサギがパイオニはプランツということ。パイオニアプランツというのは、伐採や土砂崩れなどで裸地になった場所に最初に生える草木のこと。乾燥に強く、低養分でも成長が早く、木陰をつくり葉を落として土地を肥やし、他の植物の生育を助ける。しかし、後から生えた落葉広葉樹の日陰になってやがては消滅する。その後に常緑広葉樹が育ってきて、秋には緑と赤や黄色の木々が入り交じるようになる。この近くの山にそれが見られるので、帰りには是非見てください。」そういうお話でした。
なるほどーいままで秋に緑の木というのは植樹された杉や檜ばかりと思っていましたが、たしかにこんもりと茂る樫や椎の木が見られます。
寒い地方では、エノキやケヤキなど、色鮮やかに黄葉するのでしょうが、このくすんだ色合いが、普段から見慣れた風景です。
ダム湖に沿って道を下り
ダムの放流口の上から、上流の方を眺めました。山と水のある風景っていいですね。シンと静まりかえって、鳥の声だけが聞こえました。
声の主はダム湖に浮かぶ冬鳥たち。
何に驚いたのか、一斉に飛び立ちました。
。
これなんかは比較的大きく撮れていますが、何の鳥でしょう。頭も白い、羽も白い。カルガモがわりと白っぽかったかな? けど、スマホではせいぜいここまで。
カメラだともう少し大きく写せるのです。
悔しいなあ、朝出かけるときには、カメラも持ってこようと充電までしていたのに。
忘れてきました
真っ黒なのはオオバンか?
もっと近くに来てくれたらいいのに。遠ざかっていくばかりです。
あきらめて帰ることにしました。
ダムの上から、道路を見ると
橋桁に絡みついたツタがきれいでした。
さて、わたしの本当の目的は黒瀬ダムではなくて・・・・続く