あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

とうどうさん(どんど焼き)

2008-01-12 23:47:29 | くらし

 今朝、地区の放送塔からお知らせの放送が聞こえてきました。 明日の朝、とうどうさんを燃やすので、お餅をもって参加してくださいとのこと。 
 結婚して間もなくのころ「とうどうさん」の話題がでたのですが、わたしには何のことだかわかりません。 わたしは、どんど焼きという、どこか遠くの地域の言葉は知っていたのに、自分の住む地域のものは知らなかったのです。
 とうどうさんというのは、正月に飾ったしめ飾りを集めて、笹やわらとともに円錐形に組み立て、小正月に燃やすというものです。 その火で餅を焼いて食べると1年間健康に過ごせると言われています。 以前は1月15日の成人式の日に燃やしていましたが、成人式が第2月曜日になったため15日に近い日曜日にするようにしたらしいです。


 神社の広場に作られたとうどうさん。



 うちの方では、とうどうさんを作るのは老人クラブや地域の有志の皆さん。 1週間前の日曜日、家々を回ってしめ飾りを集めてくれました。 もう20年も前、わたしがPTA役員をしていた頃は、子どもたちがしめ飾りを集めたり、とうどうさんを作るお手伝いをしたりしていました。 そしてわたしたち役員は、大量のおでんを作って、大人や子どもたちにふるまっていました。 今でもPTAの皆さんがお世話をしている地域があります。
 でも、どこでもとうどうさんを作っているわけではないようで、 こうした伝統を守っているところの方が少ないです。


 とうどうさんを燃やすのは早朝のまだ暗いうちです。 朝寝坊のわたしは、1回しか行ったことがありません。 参加した皆さんにぜんざいをふるまうというのでPTA役員としてお手伝いに行ったときだけ。
 ところが今朝の放送によると、燃やす時刻は朝の8時だというー。 とうどうさんも様変わりしているようです。 8時ならいけるかな? いや、やっぱりだめだ~、 きっと間に合わない。 それよりも何よりも、今日は朝から大雨で、とうどうさんは中まで湿っているはず。 明日の朝火をつけて燃えるんだろうか?

 出かけたついでに様子を見てきました。   



 心配することはなかった。 とうどうさんはぬかりなく、ビニールシートで覆われていました。 地域の方のきめ細かい努力に支えられて伝統行事が守られているのだな、と思いました。
 


 ところで、この写真、とうどうさんに似ていると思いません?



 甘い大根の頭部を切って水につけておいたところ、新しい葉がどんどん出てきてこんなになったんですけど。

コメント
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