ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

すごい技術大百科 涌井良幸・涌井貞美著 KADOKAWA

2019-08-15 18:46:31 | 本と雑誌
少し読み始めただけですが、結構おもしろい。

P56の三相交流の変なコラムについて:
どこから引用したんでしょうか、奇妙なコラムになっています。

三相交流では、通常3本を使ってモーターなどを回しています。3本の間に
コイル=抵抗体をつないで電力を使用しているわけです。3本を直接結んじゃったら、
抵抗値ゼロということで、送電線の最大電力を使うことになります。
無事には済みませんよ。絶対に実験されませんように。ブレーカーがちゃんと働いて
くれれば大事故には至らないとは思いますが、業務用電力でしょうからブレーカー
の働く電流も60A以上かも知れません。軽くて火花で、火傷というとこでしょうか。

三相交流発電方式には、3線式か4線式しかありません。単相交流発電機を3セット
使って正しい三相交流を造ろうなんてのは無駄です。線を減らすのが困難ですし、
バカやらなくても三相交流発電機は1台で三相交流を生み出せるのです。

回転数さへ維持できれば周波数も安定するのです。
 回転数を上げると、発電量が上がりそうですが、周波数もあがるのです。
 発電所の電力は、台数の多寡で制御するしかないようです。

ついでに、
交流は、電気の流れが行きと帰りに交互に変わるからの名称です。
単相交流は、2本のペアで電気を送るので、一方の線が行きなら他方は帰りで、
これを交互に変えているわけです。
三相交流では、位相が120度ずつずれていて、3本のトータルで行き帰りの
バランスが取れているのです。
また、
単相交流では、電圧ゼロ、電流ゼロのタイミングが存在します。一方の三相交流
では、3本同時には電圧ゼロや電流ゼロのタイミングが存在しないので、その分、
送電力効率が上がっているという理屈です。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本のためにならない議員は... | トップ | カモ井のリボンハイトリ続き »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事