ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

宇宙の裏側がわかる本 学研

2012-06-24 20:40:37 | 本と雑誌
コンビニ本です。

まともな内容の本です。2012年初頭までの情報が反映されているようです。情報を改めるのにお勧めです。

微妙なとこを

P216:宇宙の膨張速度は、光速を越えていると書いていますが、ビッグバン当初はともかくとして今もって証拠あったっけ?空間の膨張速度って物質の速度ではないから光速越えても問題なし?
”137億年前に光を放った場所は、現在では地球からおよそ465億光年まで後退”:地球が膨張の先端にいるような書き方ですけど、・・・

P233:「物質より反物質の寿命が、ほんのわずか短い」:って書いてますが、物質も反物質も、ほっときゃ、それぞれ勝手に消滅するって?なんか説明間違えてるような。

P236:宇宙を構成するものが、物質が5%、ダークマターが23%、ダークエネルギーが72%と書いています。宇宙に満ちている光とか電波とかは無視してますよ?E=mcスクエア忘れてませんか?それとも、これらを計算にいれても5%?測定したというマイクロ波もしっかりエネルギーなんだし・・・

P251:どれだけの速度で遠ざかっているとわかっても、方向は測定できないのかな?測定できないから、中心がわからないと言うのと、中心は存在しないと言うのは別物なんだが・・・説明に風船をふくらませる話を持ってくるのはその説明にはいいとしても(風船の膨張も実際には中心があるから、おいおい!)、ビッグバンは一点からはじまったって仮説に反しないか?

P274:太陽系でのハビタルゾーンの説明に天文単位を使うのはいいでしょう。でも異なる恒星では、地球と太陽が基準の天文単位は、その恒星におけるハビタルゾーンとはまったく無関係になるはず(無理に使っても全く異なる数値になる)なので一筆断るべきでしょう。
なお、ハビタルゾーンとは別に惑星の自転周期も大事なはず。常に恒星に同じ面を向けているか、適度な周期以上に早い自転の惑星なら生存可能域があるでしょうが、自転が遅い惑星では水星のように昼夜の温度差がありすぎて生存不能でしょう。おっと、他の恒星の惑星の自転の様子まではわからないんだったwww

P302:日本製ですごい金属の新製品の紹介がTVに出ていました。あれって軌道エレベーターに使えないかな?


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