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古い曲が気になる

東京の東から西へ

2017-05-05 | 日記・エッセイ・コラム

晴天、五月晴れ。娘が「夕食に」というので、地下鉄を乗り継いで東京の西に出かけた。孫の男の子たちと会うのは、母の葬儀以来だ。

東京都には、23区の西に三鷹市、立川市、八王子市などいくつも市がある。新撰組副長・土方歳三の故郷、日野は、東京都日野市だ。

東京都は西に長い。今わたしがいる台東区の浅草は、東京(江戸)の中心、江戸城(皇居)から少し東にある。東京都内だが、地下鉄を乗り継いで行く娘たちの住む市まで、けっこうな旅なのだ。

京王線で多摩川をこえる。「多摩川だよ、なつかしいな」、わたしはもう少し下流だが、多摩川の川崎市側に住んでいたことがある。JR南武線の宿河原という駅を使っていて、多摩川の堤防まで15歩という部屋にいた。多摩川の対岸は、東京都狛江市になる。部屋の前の堤防にあがると多摩川の花火大会がよく見えた。(花火大会を一人で見ていると孤独感がさらにつのる、ココロつらい。「花火大会は、けっして一人で見るものではない」と教訓を得たのも、その多摩川堤防でだったかな)

べつにこの店に寄ったわけでなく、通過しただけだが、庭師みたいな地下足袋のじいさんが箒で掃いていた。「きれいですね」というと、「もう終わりよ」と、なんだかちょっと投げやりな、ちょっと怒りを含んだ返答だ。つまり、花の盛りは終わったということ。「たしかに‥‥」、花の、花弁と蜜、甘い腐臭が強烈だ。

 

野球少年の中学生の孫とキャッチボールをした。帯広北栄小学校野球部キャプテンのわたしだ。だが、ほぼ60年ぶりのマウンドだ。手首に力がない。しかし、楽しかった、大汗かいた。