☆心に留まった光景☆

ささやかな感動した景色、出来事を載せてゆきたいです。

ヴェネツィア 車の無い街 ②

2018年10月21日 | Weblog

ヴェネツィアはベネト州の州都で、アドリア海のラグーンに浮かぶ118の島、150の運河、400以上の橋からなり、大都市で唯一車が走っていない都市です。
バスを降りてサンタルチア駅前から水上バスに乗りかえて大運河沿いをサン・マルコ広場まで行きました。
ボートの中から両岸にヴェネツィアの街が見えました。
  
夕食を食べた後の自由時間、ホテルからサンマルコ広場まで歩きました。夏時間でも暗くなっていました。
広場には「カルロ・ラヴェーナ」・カフェ「フローリアン」・赤い椅子の「クアードリ」の3か所の喫茶店で生演奏が朝から晩までされています。

  
コーヒーを飲みながら演奏を聞きました。
演奏はイタリアのカンツオーネのサンタルチア、フニクリフニクラ、帰れソレント、オーソレミオ等。
他にゴッドファーザー愛のテーマ、さらにサウンドオブミュージックメドレー等知っている曲が流れて楽しめました。
帰りもヴェネツィアガラス店等を見てホテルまで海岸線を歩きました。
途中3箇所水路があり、その橋から夜もゴンドラに乗っている人がいました。
夜歩くとライトの光で魅力的な普段見ない世界が広がって楽しかったです。
   

次の日の朝食後歩いてまたサンマルコ広場に向かいました。
サンマルコ寺院は828年アレキサンドリアから運ばれた聖マルコ遺骸を安置する場所として礼拝堂が建てられました。
1063年から400年をかけて建て替えられたギリシャ正教のモザイク模様が荘厳な聖堂です。
聖堂の中の写真が撮れないので、写真を1枚買ってくれば良かったと思います。
    
右側の写真はベネチア映画祭の会場でとして有名な、ベネチア・ゴシックを代表するドゥカーレ宮殿です。
ここは中に入らず外からの見学でした。
歴代の総督の住居、政治、司法の中心で、建物に四つ葉のクローバが並んで見えます。

サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿に囲まれたサンマルコ広場は三方を大理石の柱廊に囲まれた空間です。
ひとつだけ高くそびえ立つ赤色の塔が
サンマルコ寺院鐘楼です。
もう一つ時計塔は1499年に完成で、機械を製作したジャンパオロ・ラニエリと息子のジャンカルロは、管理人として塔に移住したそうです。
住み込みで時計の面倒をみるのが当時の慣習だったのです。500年もの長い間、修理が繰り返され、今も同じように時を刻み続けています。
     
美しいヴェネツィアにとって最大の悩みは沈下と高潮の問題です。
海抜の低いサンマルコ広場周辺は正午過ぎに高潮で冠水するそうで、その為に観光客が水に濡れないように足場がありました。
海に浸かる事を避ける為の防潮堤もないようです。
ヴェネツィアでは防潮堤を作らなくてもよいぐらい、台風も地震もない世界なのかしら?

サンマルク広場の横からゴンドラに乗り、一旦海にでました。結構揺れて大丈夫かな?
   
ゴンドラはすぐにため息橋のある水路に入りました。そのとたん、水路は静かな流れになりました。
「ため息橋」という名前は、ドゥカーレ宮殿と牢獄とを結ぶこの橋が、囚人たちが投獄される前に、
最後に見るヴェネツィアの美しい景色を見てため息を もらしたという事から、19世紀にジョージ・バイロンが名づけたそうです。
 ため息橋   
ゴンドラから見る景色がドンドン変わってゆきます。
   

幾つもの橋の下を通ました。どの橋にも観光客の姿が見えました。
私もこのヴェネツィアの町をゆっくり歩いて見たいと思いました。
  

30分ぐらい乗って海沿いのダニエルホテルの横の白い橋に出ました。向こうは海です。
この街の路地を歩いて、いくつもの橋の上に立ちたかったなと思いました。 
    
再度ここから水上ボートに乗ってサンタルチア駅前からバスに乗り換えてピサに向かいました。  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする