寒いのと坐骨神経痛に良いのではと、急に思い立って温泉に行く事にしました。
パソコンから日帰りの湯として良い評判のこごめ湯にしました。
湯河原は殆ど行った事が無くて1時間も乗るのにびっくりでした。
湯河原駅前に丁度乗ろうとしていたバスがいて公園口で降りました。
まだ止まっているバスから湯河原駅を見ると、木が組み合わさった素敵な玄関前で慌てて撮りました。
帰って調べると隈研吾さんの設計の駅前でした。木が良いね。
バスを降りると藤木川を渡って上り坂でした。
『こごめの湯』は温泉の街・湯河原町が運営する町営の日帰り温泉施設でした。
「こごめ」とは鎌倉時代から呼ばれている湯河原温泉の別名で、「奥地にひっそりとある温泉」という意味だそうです。
途中大きな木の看板に光風荘での二・二六事件の説明がありました。
2月26日早朝東京から雪の湯河原に着いた河野壽大尉以下8名の別働隊は光風荘を急襲し銃撃戦のあと同荘を放火炎上させました。
目指す牧野伯爵(大久保利通の次男)は地元消防団員らの活躍で脱出に成功したそうです。
最近こういう掲示版をちゃんと読んでしまいます。
帰ってパソコンで調べ、こんな辺鄙な場所まで二・二六事件を起こした主催者は兵隊を派遣していたのだと、知りました。
坂道をやっと上ってこごめの湯着きました。
こごめ湯の風呂は、山がとても近くに見える大自然の素晴らしい眺めでした。
食堂で山の景色を見ながら、おでん・おにぎり・おはぎを食べて休憩して、再度温泉に。
こごめの湯の前に湯河原温泉の神様「熊野神社」があります。
チョット寄るつもりで行くと、手水から湯気が立っています。温泉の湯です。嬉しいね。
神社境内の横に大きな養生の石碑が建っていました。
大倉一族の別荘「養生園」で、日露戦争には戦傷病者の保養地『養生園』になっていたそうです。
東郷平八郎は晩年ここで過ごしたようです。
この辺りが万葉公園で整備されていました。
町立万葉公園の脇を流れる落合川の渓流を楽しむことができました。
幾つの小さい滝があり素敵な雰囲気の川沿いです。
この辺りは1951年に文学者・佐佐木信綱の提案で『万葉公園』へと改名されたそうです。
滝の傍に2021年に新たにオープンしたのが湯河原惣湯です。
惣湯テラスでは足湯ができます。新しくきれいです。
そこから階段を上がると茶室“万葉亭”があります。
建築家・堀口捨己の設計で現存する数少ない建築の一つです。
そこの玄関テラスでカフェで珈琲とスコーンを食べてバスに乗り帰りました。
この建物のあちこちに私が好きな本が置いてあります。嬉しいですね。
JR湯河原駅で座ろうとすると座布団が全部に置いてありました。
寒い日なのでこの心配りがうれしいです。