昔は無かったハローウィンが日本の祭りになってきました。
知り合いが大船植物園でハローウィンの写真を撮りに行くと聞いて、見に行きたいなと思っていたら。
子供家族が大船植物園に行きますのメールが来て、
午前中で植物園内のどこかで会えると良いねの返事をして、
我々二人は早々に人が混む前にと朝一番に着くように行きました。
9時開園の頃着いたので、駐車場ガラスキでした。何時もは満員。
中に入ると結構沢山の人がいてビックリです。
1967年に神奈川県農業試験場の跡地に作られた総面積63,900㎡の植物園です。
入園料は60歳以上の浜友カードがあれば150円です。
近いと季節の色々な花が見れて散歩も出来て良いな。
昨年より小さ目なカボチャが原っぱで転がっていました。
子供達は仮装している子が多くいて、孫も蝶々の羽を付けてみな思い思いに転がっていました。
丁度バラの時期で色々なバラが咲いていました。
薄茶色のバラはテディベアと言う名前のバラです。
15年以上前に子供の一人が初任給で1万円も出して買ったテディベアの名前のバラが届きました。
大切にしていたのですが、1年経つ前に枯れてしまいました。
この植物園でテディベアのバラを見つけてからは、バラの季節に来た時は探して、今年も見つけました。
黒部ダムの後、今日の泊りの駒ヶ根へ。夕暮れ時は空は晴れていました。
泊る温泉宿を目指してカーナビの通りに行くと、田んぼの端で終わりです?ここは何処?
夫の車のナビが古いのか、道路を間違えたか、湯宿が移転したのか??
なんとか早太郎温泉の和みの湯宿なかやまに着きました。
部屋に入ると机の上にシフォンケーキが置いてありました。
家族用の広い部屋で和室が4部屋とトイレも2個あり、ゆったり出来て良かったです。
夕暮れまでの間、傍の光前寺を散歩。お寺に昼間以外は熊・猪・猿が出るみたいです。
猿は志賀高原の道路上でたむろしている集団を何度か見かけ、
金具屋さんの露天風呂には猿に注意と書いてありました。
和みの湯宿なかやまの食事です。写真は夕食の先付と前八寸で、
その後にお椀物、お造り、グラタンパイ包み、台の物、煮物、揚げ物、飯、甘い物と続きます。
朝食に大女将のスープが特別に付きました。お年なので今年が最後になるかもと。美味しくいただきました。
1日目の金具屋、2日目の界アルプス、そして和みの湯宿なかやま、どれも食事が素晴らしく、地元のお酒も最高においしく、良い時が過ごせました。
我々も70歳前後の年齢になり、少し良い旅館に泊まってゆこうと思っていたら、Go To Travel の企画で安く泊まれラッキーでした。
今日は曇りのち雨の天気予報の為、千畳敷カールへ行くのをやめて、まずは近くの立派な光前寺へ。
光前寺は杉林の中にあり樹齢数百年の巨木も多く、
蘭渓道隆式池泉庭園や築山式枯山水と築山式池泉庭園と三つの庭園があり、
さらにはヒカリゴケが自生していて、境内全域が、「光前寺庭園」の名で名勝に指定されています。
天台宗宝積山光前寺は不動明王をご本尊として860年より1100年の長い歴史があります。
このお寺には霊犬早太郎伝説があります。
怪物から生贄になる子女を助ける為に光前寺の早太郎と言う犬を連れて行くと、早太郎が怪物を退治しました。
以来早太郎は不動明王の化身で災難除、厄除の霊犬となり信仰を集めています。
右端の写真に、信州唯一の17mある三重塔が写ってます。
お寺は紅葉には早かったけど、彼岸花とコスモスとホトトギスも沢山咲いていました。
次に中央アルプス駒ヶ岳山麓にある標高798mの緑深い森に囲まれたマルス信州蒸溜所を見学しました。
普段見る事のない蒸溜機ポットスティルをはじめ、ウイスキー製造プラント、原酒の貯蔵庫等を見学しました。
工場の中に入った途端、すごいウィスキーの良い香りがしました。
朝のテレビドラマの主人公マッサン(竹鶴政孝)をスコットランドに派遣させた酒造会社の上司が岩井喜一郎氏でした。
帰国後竹鶴から提出された通称「竹鶴レポート」を元に、岩井氏はウィスキーの蒸留所を開設しました。
これがマルスウイスキーの原点になっているそうです。
見学が終わって有料でウィスキーやビールが飲めました。
車の運転の為、一番飲める娘と夫はノンアルコールのビールです。
このノンアルコールビールが意外と美味しかったので2本追加で他のビールと一緒に買いました。
家ではたまたまTWIN ALPSや岩井を飲んでいたので、今回は越百(こすも)を買いました。
越百は中央アルプスに連なる山の一つ「越百山(こすもやま)」から名付けられ、
宇宙(コスモス)を連想させる越百(コスモ)という呼び名からついたそうです。とてもコスモとは読めないけど良い名前ですね。
娘はビールと駒ケ岳を買って帰りました。どんな味だったのでしょうか。
4日目は曇りか小雨でしたが、ゆったり駒ヶ根でのんびりした景色を見ながら過ごせました。
昼に発って、夕方5時明るいうちに横浜到着です。
昨日缶コーヒーを4缶買いました。今話題の絵にビックリです。
孫達のおかげでこの漫画を先週テレビでみました。缶コーヒーはもちろん孫の家へ。
台風(985hPa)の向きが東寄りに変りましたが、早めに車で扇沢に行き関電トンネル電気バスに乗替えました。
天気が悪いので黒部ダムだけにするか、大観峰まで行くか考えましたが、ここまで来たのだからと大観峰までの往復乗車券を買いました。
黒部ダム駅から220段の地中階段を登り標高1,508mの展望台に立ちました。
立山連峰をはじめ北アルプスと,下には黒部ダムを見下ろせる絶好のポイントです。
体力が落ちている私にはきつい階段でした。
ところが中学の修学旅行生のテニス部の男子達が、酸素が大分少ないから登るnoがしんどいなと言っています。
そうなんだ酸素が少ないから私はすごく息切れしていたのだと、初めて気がつきました。
黒部ダムの上から眺めていると、赤牛岳の方から少し青い空が見えてきました。
写真を撮っている間にどんどん青空が広がり、台風が来ているのに黒部ダムでは天気になり万歳です。
220段階段の展望台から降りて上を見ると、展望台の上も青い空になっています。
晴れたので、ダムの放水をまじかに見えるレインボーテラスいた娘の撮った写真に虹が写りました。
ダムのえん堤を歩いて反対側のトンネルに入ると黒部ケーブルカーの黒部湖駅があります。
自然景観保護と雪による被害を避ける為の全線地下式ケーブルになっていて、黒部平まで行きます。
黒部平は黒部平庭園と呼ばれる優れた景観を持った庭園の中に駅が置かれています。
駅から外に出ると山も近くに大きく見えました。小さな庭園も歩きました。紅葉と花が見れました。
晴れている時に標高2316mの大観峰へロープウェイで行けてラッキーでした。
ロープウェイや大観峰駅舎の屋上のテラスからは立山連峰を背景に、黒部湖やタンボ平が一望できました。
晴れると黒部湖の色が美しい緑になり表面が輝いています。
黒部ダムへ来たのは高校の修学旅行以来約50年ぶりです。また来る事があるとは。
近県の修学旅行の中学生達が何組か来ていて臨時のロープウェイが出ていました。
彼らが一緒に山に向かってヤホーと声を掛けている姿がほほえましく、50年も経ったのかと思います。
テラスに座っていると前の山々の後ろから雲が湧き出てきました。
またロープウェイに乗って最高の景色を見て、ケーブルカーに乗り黒部ダムに戻ると青空が無くて雲りになっていました。
遅いお昼はここで名物のダムカレーを食べて扇沢まで電気バスで戻り、車で駒ヶ根の温泉宿へ。
今日泊る大町温泉郷にある界アルプスに着きました。
5時までお焼きが食べれますよと言われて,荷物を置いて囲炉裏の場所で行きました。
野沢菜のお焼きを頂いてコーヒーが飲める所でゆっくり食べました。
温泉に入った後7時からお酒がゆっくり飲めると聞き、囲炉裏の所に行くと、
たくさんの人が道路側にある椅子に座って飲んでいました。
私はおちょこ1杯ですが、おかわりは何杯でもOKと。
次の日の朝は囲炉裏の場所でお粥がでました。塩が置いてあります。
手作りのお粥は懐かしい味がして美味しかったです。
この宿はまだ新しいので、囲炉裏を囲んでのサービスは、良いアイディアだなと思いました。
新しい宿屋ですが、夕ご飯はシンプルで見た目がすっきりとして良い材料が使ってあり美味しかったです。
聞いてみると、界のメニューを作っている人は元フランス料理人だった人だそうです。
他に何品かのおかずが出ました。ビールもお酒も地元産を頼み美味しかったです。
次の日大町温泉郷辺りを歩きました。
立山・黒部アルペンルートの入り口に広がる温泉郷ですが、
コロナの為か閉まっているホテルが多く見られました。
温泉の中央の道は別荘地帯を思わせる雰囲気で、緑濃く道祖神もみえ洒落た道です。
温泉郷は鹿島川沿いにあり、そばが川の土手で、この上に登って川沿いを歩きました。
こういう自然な川の土手沿いを歩くのは気持ち良いです。
界アルプスの傍に行くと、川はコンクリートの段差の滝になっていました。
朝ご飯を食べて黒部ダムを目指して出発。
渋温泉で九湯めぐりの1個でもと思いましたが、台風が近づいているのに晴れている。
旅は晴れている時が勝負で志賀高原トレッキングに出発しました。
昨日少し見た素敵な田ノ原湿原を歩く為に木戸池に車を止めて歩き始めます。
白樺やダケカンバの森に囲まれた木戸池の美しさにに目を見張りました。
木戸池から田ノ原湿原まで20分は草原の中の散策で、
湿原が遠くに見え白樺林が続いて綺麗な景色でした。
夏高山植物として彩った草の葉は、いち早く色を変えて草紅葉に染まっていました。
草紅葉が最も美しい時期は、本格的な紅葉シーズンの少し前の一週間ほどで、草の葉が赤・オレンジ・黄色と染まって綺麗。
田ノ原湿原は標高1610mの高層湿原です。太古の昔、噴火によって川がせき止められてできた湖に、
ミズゴケが腐らずに数メートルの厚さに積み重なってできた湿原は7.9ヘクタールの広さです。
我々は木戸池からの自然探勝コースを歩きました。下の地図はインターネットから拝借です。
目的の場所に着くと、木の黒板に番号と場所が書いてあります。
あと何分で次の目的地に着きますと書いてあります。位置確認が出来て助かりました。
歩いていると湿原の次の目的地の三角池【ミスマイケ】が道路の向こう側に見えました。
三角池から原生林に覆われた苔むした山に入り歩きました。
写真の赤いゴゼンタチバナの実が少し暗い森の中で光っていました。
苔もよく見ると素美しく素敵な世界です。
下に生える植物を守る為に所々木道が引いてあり、整備された道が続き昨日の横手山の下山に比べ大変楽に歩けました。
木々に覆われて暗い森の中を歩いていると突如湖の湖岸に出ました。先ほど見た三角形にまた出会いました。
三角池は志賀山からの湧水を湛えているため志賀高原でも最も透明度が高い池だそうです 。
さらに森の中を歩くと、横長の小さな日影湿原出にて、その東端にある木道の上を歩きました。トンボがたくさん飛んでいます。
原生林の中を歩くと石の上に木が生えて石より太い幹になり、それを苔が覆う姿があちこちで見られて、別世界のような森です。
注目スポットの根上がりの木、岩を這うように伸びた根と曲がりながらも上に成長しようとする木の生え方がおもしろく、
この木に似た岩に生える木が結構ありすごい生命力と思います。
急にまた森が開けて上の小池に出ました。天気が良いので池が鏡のように周りの木々を写して綺麗でした。白樺が多く見えます。
森の中を少し行くと17番の長池に着きました。細長い池でその先に信州大学自然教育園があり地続きでそのまま中に入りました。
ここは研究施設を一般に公開し、原生林を利用した自然観察路もあり自由に散策できます。
大学の1本の目をひく木にクロベと名前が貼ってました。トイレも木とレンガの素敵な建物でした。
我々はゆっくりなので、娘は自分のペースで先に進み丸池を見学して、
また車のある木戸池に戻って我々のいる所に迎えに来てくれました。
丸池ホテルまで行きランチになりました。
ホテルから見た丸池は丸くて、三角池や長池も上からの見た形が名前になっていますね。
丸池ホテルの『モンテ・モア』でスペアリブのお昼を食べました。予想よりとても美味しかったです。
ホテルの前には丸太の木が一杯転がっていて、ちゃんと切ったのはきちんと並んで収納されて素敵な冬支度です。
食後下まで歩いて丸池を見に行きました。下に降りると湖面が太陽と風で光って綺麗でした。
丸池の帰り志賀高原歴史記念館の庭に沢山の赤い実が実っていて偶然寄りました。
この建物は1937年に志賀高原ホテルとして外国人観光客を誘致するための本格的なスキーリゾートホテルとして開業。
今はホテルの両サイドにあった客室棟は解体され主要部分が当時のまま残こされています。
建物の3階のスペースに大きなロッキングチェアが3台、当時のまま残っていました。
座って見ると、景色を見ながら素敵な乗り心地で時間があったらいつまでも座っていたかったです。
2Fには1956年のコルチナ・ダンペッツオ(イタリア)冬季五輪のスキー男子回転で銀メダルを獲得した猪谷千春さんのゆかりの品々が並んでいました。
立派な古い建物に触れて寄って良かったです。