父の49日の法要の前の日に京都に着き少し父が住んでいた辺りを歩きました。
御所は父が子供の頃すぐ近くに住んでいたので遊び場だったと言っていました。
まずは御所の蛤門から中に入りました。
入ってすぐ目の前の山をみると、大文字さんの大という字が見えました。
自転車で観光する人が多いのでしょうか、御所の中も自転車で観光していました。
御所の中はとても広くて、おおきく育った木が茂っていました。
父は亡くなる少し前に、子供の頃住んでいた麩屋町二条に行きたがっていました。
終戦前に亡くなった軍医であった祖父が開業していた家です。
京都は碁盤の目になっていて、細い一つ一つの通りに名前があるのでとても分かりやすいです。
私は御所から麩屋町通りを御池通と交差する所まで歩きました。
御池通と交差した向こうの側の麩屋町通りには柊家、俵屋、炭屋と言う一流旅館が並んでいます。
父が若い時の戦前はいつもこれらの旅館の前には黒塗りの車が止まっていたと聞いています。
麩屋町通りは私が思ったより細い通りでした。
そして格子戸のある二階建ての古い家が結構残っていて京都らしさを感じました。
でも新しい家も多く有るので、格子戸の家が残って欲しいなと思います。
このように大きな開口部に細かい格子を嵌め込んだ住まいは、
道路から内部が見えにくく、内からは外がよく見え、明かりも風も良く通すそうです。
格子戸の効果を初めて知りまし
麩屋町と交差する押小路通りに小さなお店やさんを見つけました。
鐐と言う文字ののれんが奥に掛かっていました。銀細工のお店でした。
お昼過ぎの時間で、小さいピンクの暖簾の店に入りました。
小さな間口で、ドアを開けるのに躊躇 しましたが、中は広くて長いカウンターは満員のため奥の席で食べました。
肉専科のはふうという名前の店でした。和風の味付けの肉の上にマヨネーズ、そして上にバジル味のスパゲティの面白い取り合わせでした。Good!