tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

うつのみや観光、PCR検査付き旅行プラン販売

2020年09月15日 21時21分02秒 | 新型コロナ
うつのみや観光、PCR検査付き旅行プラン販売
 テレビの画面でちらっと見て、オヤ!と思い、ネットで調べてみました。

 宇都宮市の「うつのみや観光」が、市内の医療機関と契約して、GoToトラベルの参加者に出発5日前までに唾液を提供してもらい、検査の結果、「感染の可能性があればご遠慮いただく」というプランを始めたというのです。

 考えてみれば、大変合理的で結構なプランです。旅行には行きたい。しかしコロナには感染したくない。さらに言えば、自分自身がコロナに感染しているのか、無症状の感染者も沢山にるそうで、検査はしてみたいのだが、何か面倒なようで、億劫で、といった方も随分多いと思われます。

 現実もその通りのようで、うつのみや観光の顧客からは「検査を受けたい」という声が多いとのことです。
 同社では、国内のバスなどのいわゆるパック旅行でもPCR検査付きのものを用意して、「どうぞ安心してご参加下さい」という事だそうですが、恐らくこれからこうした方式が一般化するのではないでしょうか。

 同社では、旅行を終えてからの検査の追加も可能という事で、それなら、旅行で感染したかどうかもわかるという事になるのでしょうか。

 いずれにしても、新型コロナ対策には「PCR検査の徹底]が最も重要と言われて久しいののですが、保健所の手が足りないのかどうか知りませんが、政府の取り組みは全く不十分です。

 今日のテレビでも、検査を受ける人の数が一時の3分の2に落ちていると言っていましたが,こんな状態では、新規感染者の減少も、単に検査者数の減少の結果という事になるのかもしれません。

 もちろんGoToトラベルだけでなく、いろいろなイベントで、事前・事後にPCR検査付きというのがあっても決して不思議ではないと思うところです。

 師会からPCR検査の拡充が政府の要望されていたはずです。このブログでも取り上げました。
 検査機器や試薬の業界でも大歓迎という所が多いのではないでしょうか。

 もちろん、検査のがりが大きくなればなるほど、検査に関するデータは大量になり、精度や知見が増し、新技術の開発にもつながるでしょう。

 問題の1つは検査のコストですが、うつのみや観光では1万5千円としているようです。
  一般化すればコストも下がるのかもしれませんが、菅政権は、新型コロナ対策が最大の使命とのご発言も今日承りました。
何としてでも早急に5千円ぐらいに下られるような政府の政策を要望したいところです。

 折しも政府は都道府県をまたぐ移動を19日から解禁するそうですが、単に解禁を決めるだけで、新型コロナ対策の方は民間に任せるでは些か責任への自覚が足りないというが一般的な印象でしょう。
 新政権の手始めのお仕事として、早急に何か良い施策を講じて頂きたい所です。